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高級ビール? せやけど缶やで!? ヤッホーブルーイングの「眠れるししし」が謎に爆売れ中
みなさん、「ビールは缶やと手ごろ」って勝手に思ってません? そこに「何やと!?」と異議申し立てしてきたんが、長野発のクラフトビール界の雄・ヤッホーブルーイングや。その名も「眠れるししし」。1本350ミリリットル缶やのに、2本セットで3520円? 「どないなビールやねん?」と思うたら、そらもう飲む前からワクワクが止まらへんねんて!
「えっ、缶で3000円オーバーてマジ? でも実はバーレイワインっちゅう別格品らしい」
まずはこの商品名、「眠れるししし」からしてなんか怪しさ満載やん? そもそも“バーレイワイン”って何やねん? ちょっとしたワインか思たら、じつは “めちゃ麦芽をいっぱい使うビール” のこと。甘味が強めで、熟成すると味わいが変化する不思議なビールや。
しかも、ヤッホーブルーイングは以前から「ハレの日仙人」いう瓶入りのバーレイワインを出しとったんやけど、これまた750ミリリットルで3000円超えっちゅう高級アイテムやったんや。そん時の客層は主に40代以上のガチビールファンが中心。「そら日常用にはよう手ぇ出さんわ」とか思うてたら、まさか缶にしても値段はほぼ同じ! ほんま、どないなチャレンジやねんって話やろ。
「なぜ缶にした? SDGsとか言うけど、イメージが『手ごろ』ちゃうかったん?」
ヤッホーさん的には、瓶は高級感あるけど、リサイクル面で見るとアルミ缶のほうがリサイクル率が圧倒的に高いらしいわ。
ただし、「缶やと安そうに見えるし、みんな『缶ビール=500円ぐらいやろ』思ってまうんちゃう?」という不安があったんやと。そら普通、「缶ビールに3000円!? 何かの間違いちゃうか?」って思うやん? ほなヤッホーさん、そこを乗り越えるために、あれやこれや工夫を凝らしたんや。
まずは化粧箱。開ける前から「何やこの特別な箱は!?」とテンション上がるデザインやし、さらにA2サイズのパンフレット付き。「バーレイワインとはなんぞや」「温度が変わるとこんな香りになるで」なんて情報がぎっしり詰まっとる。ちょっとしたお勉強気分やね。
しかも350ミリリットルの缶を2本セットにして、「最初に飲む分と、熟成させて後から飲む分」で味の変化を楽しんでもらう算段。確かに1本はすぐ飲みたなるけど、もう1本は冷蔵庫で眠らせたらどないなってまうんやろ? いやあ、そらワクワクしかあらへんわ。
「2カ月で売り切れ? 若い世代が買い漁ったらしいで!」
実際、この「眠れるししし」は2024年春に発売したら、半年かけて売り切る予定がたった2カ月で完売やと! なんでも30代の購入が多かったみたいで、ブランドの若返りにも成功しとるって話や。
こんな高級缶ビール、いったい誰が買うねん思たら、たとえば「ビール好きの友達の誕生日にちょっと特別なもんを贈りたい」とか、「自分へのご褒美や! チビチビと味の変化を楽しみたい」とか、理由はいろいろやろけど、「缶でこの価格帯のビール」っちゅうギャップがまた受けとるらしいわ。
そして10月に再販されたときは、4本セットなんかも用意してもう大盛況。このペースやと次の発売を待ちきれんファンが増えていくばっかりかもしれへんで。
「来年もレシピ変わるかも? 眠れるしししが証明した“缶ビール”の革命」
ヤッホーブルーイングいわく、25年4月には新たな「眠れるししし」を投入する予定なんやて。毎年ちょっとずつレシピや熟成の感じを変えるらしくて、「前の年はこうやったけど今年はこんな味か!」言うて比較する楽しみもある。
今まで「缶ビール=安い・気軽」いうイメージがあったかもしれんけど、この“缶のバーレイワイン”が登場したことで、「実は缶でも高級感バリバリ出せるんちゃう?」って話になったわけや。SDGs的にもリサイクル率が高いし、日常でもちょっと贅沢な瞬間でも、どっちにも使える。それでいて「熟成」まで楽しめるんやから、一石何鳥やねんって感じよな。
――締めのオチ――
「せやけどワイ、350ml缶で3000円超え言われたら、一気飲みするのはもったいなさすぎて、たぶん3時間かけてチビチビいくわ! え? 次の日にはまた味変わっとるんちゃうかって? もはや冷蔵庫の中でも、眠れるしししが『まだ飲まんといてぇ〜』て囁いとるんちゃうかって気ぃするわ(笑)」
ほな、みなさんも特別な一杯で“ししし”を眠らせ、飲んでみよか!