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水彩画研究ノート 曖昧な色 グレー
こんにちは。風夜です。
最近、スケジュールの都合でどうしてもガッツリと水彩画研究ノートに向き合うことができません💦(水彩画自体には向き合ってます)
よって今月も、何かしら簡易的な話でも済ませる予定でしたが、やはり主旨を逸らし続けるよりは、僅かな文章でも水彩画関係の記事を書いた方が良いかなと、と今月も水彩画研究ノートを更新することにしました。
今回は以前SNSでも掲載したことがある、曖昧な色、グレーの話です。
1.曖昧な色 グレー
皆さんは「グレーな色」と言われたらどんな色を思い浮かべるでしょうか?
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水彩画ではこの曖昧な「グレー」という色がとても重要です。
グレーの色だけで専門書があるくらい。グレーを制する者は色を制すといってもいいくらい大事なGRAY。
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最近の曲は全然知らないですけど、彼女の“Modern⋯”、誘惑、SOUL LOVEなど有名曲が色々ある中、私がこの夏よく聞いたのはYes,Summerdays。激しくて艶っぽくて胸の奥がギューッとなるような曲で、ランニングするときには非常に合う…!!
さて、赤、青、黄、などのキラキラした色に比べると存在感の薄いグレー。
地味だし、どんよりしてるし、正直何考えてるのか分からないんだよね。何色にも染まっていないし、自己主張もしない。曖昧過ぎるよ。一体、誰の味方だよ。洗濯物のシミにしか見えない!
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2.グレーは補色から生まれる?!
グレーは、主に色相環で、正反対の位置にある色「補色」を組み合わせて作られます。下記の図のように青とオレンジ、赤と緑みたいに、お互いを引き立たせ、コントラストを強める関係にある色と色を混ぜるのです。
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黒を薄めて作られたのもグレーではありますが、つまり、グレーといっても、色の組み合わせの数だけ沢山のグレーが存在します。
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上記の通り、補色と補色を合わせてグレーを作るというのが、一般的な理論なのですが、実際、水彩画の専門書を読むと補色と補色を合わせれば、必ずしもグレーになるわけではないとのこと。
そもそも絵を描く人は自分の好きな色を混ぜて、その場で適当に感覚で色を作っている人が多いし、水彩画は紙が濡れた間に色を置かないといけないから、「この色とこの色を合わせれば、これになる」…とあまり頭で考える暇はありません(笑)
結局、そこら辺の色と色を混ぜればできる、適当な色。それがグレー。
3.曖昧な色の重要さ
素晴らしい画家の先生たちは、このグレーを巧みに使用して絵を描かれています。そこで、実際どのような感じでグレーを使ったら良いかという記事を深く追求して記述したいところではありますが、
自分の作品例が今は乏しいので(笑)、今回はこちらのちょっとロマンチックな絵を使って簡単に比較してみましょう。
二人の天使
今回は、赤と緑の補色を使用します。
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正反対な二人
赤と緑を強くはっきり塗ると、このようになります。
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我と我のぶつかり合いな関係に見えますね(笑)まさに価値観も性格も違う正反対な二人です。これはこれでエモい絵ではある。
※水彩紙がナチュラル色で少し黄味がかっています。
曖昧にする
濃い色は離して、中央で緑と赤を淡く混色します
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かなり変わりますよね。補色はガッツリ合わさると色が汚くなるのですが、距離を少し開けて、淡く合わさればすごく良い感じになります。
正反対な二人でも優しい関係を築けるという、わかりやすい絵!これを見ると曖昧な色の存在がいかに大事か少しは伝わったでしょうか?
自己主張もしない、よくわからない色、グレー。いいんだよ。無理に目立とうとしなくても。君は曖昧なままで最高だよ。
次回はもっとグレーの効果的な使い方を研究しておきます(笑)
以上、グレーの話でした。
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