一部分に(それも端っこ)だけ触れて全体を否定しようとする貴方に物申したい
この記事は俗に言う【お気持ち表明】です。
乱文乱筆であることかと思われますが、ご容赦いただければ幸いです。
Q.は?ちょっと触れて気に入らなかったのに、全部触れなきゃ否定しちゃいけないわけ?
A.違うよ。全然違うよ。
気に入らないものをわざわざ否定するために全部喰らうやつの方が頭おかしい、それはそう。一理ある。
別に端っこに触れて全然肌に合わないぜクソボケェェェェェした気持ちを表明するのはその人の自由、それもその通り。理ONLY。
じゃあこの記事は何なのか、何を物申したいのかと言われると、「端っこだけ触れて全否定する気持ち自体は分かるので、端っこじゃない一番良い所をプレゼンするから、興味持てたら一番良い所だけでも触れてみて????」ということである。
そう、これは『端っこにだけ触れて全体を否定する』という一般的な行為全般への批判ではなく、僕が推してる特定のものに対してソレをしている人間へのド真ん中火の玉ストレートのゴリ押しプレゼンテーションなのである。
では何のプレゼンテーションなのかと言うと、【カレーハウスCoCo壱番屋】についてなんですね。画面右上のバッテン押すな、最後まで読め。
CoCo壱番屋を叩く諸君へ。
カレー屋の話になりCoCo壱番屋を挙げると大体出てくる反対意見、それは「ココイチのカレーは美味くない」という意見と「ココイチのカレーは高い」というもの。
味についてなんですが、確かにココイチのカレールーを本格カレーの店と比べると『並』ではあります。
ではココイチのカレーはダメなのかと言えば、そんなことはありません。
ココイチのカレールーは「どんなトッピングにも合う」「大多数のお客様相手に外さない最大公約数的な安定した旨さ」を追求したものであり、そもそも本格カレー屋とかと同じ土俵で戦ってるわけじゃないんですね。
そもそも味の方向性で言えば、ファミレスとかファーストフードと同く、万人に向けたものであり、グルメ人の舌に向いてるわけじゃあないのです。
そもそも自分の舌に特化したカレーライスならママに作ってもらう自宅カレーが最強に決まってるだろボケっちゅーことですわ。
なお、これは全部筆者の適当な想像であるため実際のココイチの理念や立ち位置とは異なる可能性がありますが、概ねnoteのお気持ち長文とはそういうものだと思っているのでここではその前提で進行していきます。
値段について言えば、ぶっちゃけファミレスやファーストフードと並ぶにしては高いです。
値段に関して言えば、本格カレーのお店なんかと同じラインなんですよね。
勿論値段はトッピングにより結構前後するんですけども、ココイチの”本気”を味わおうとすると、余裕でお札の消費を求められます。
ここで「うーん、ココイチで1000円は出せないなあ」とトッピングをケチった結果出てきた皿の味に渋い顔をする人間が多いのだと思いますが、これこそがまさしく表題にした愚かな人類というわけです。
叩くならエースを食らってから叩けよ、と。
金がないからって高い寿司屋でガリと味噌汁だけ食って味の批評をしてる人間がいたらどう思います?正気を疑いますよね?
要は「ココイチのどうしようもない部分をペロペロしただけでココイチを知った気になっちゃ困るぜベイベー」ということですよ。
安物買いの銭失いって言葉を辞書で引いて貴方の名前をそこに足しておこうか?おん?嫌でしょ?嫌ですよね?
頷いていようといまいと関係ありません。
銭失いにならないココイチの大エースを教えてあげましょう。
【手仕込みトンカツカレーのチーズトッピング】、これです。
これこそがCoCo壱番屋の最強エース、シアトルマリナーズにおけるイチローです。
これ以外は全部ガリです。
ガリで満足してる人については……まあ、美味い寿司屋はガリも美味いんじゃないかと思うので、今回は特に触れずにおこうと思います。
手仕込みトンカツカレーにチーズをトッピングせずにココイチを語るな。
まあね、人の好みは千差万別。
どのような食べ物でも100人がいれば1人は絶対難色を示します。
食った上で合わないのは、これはもうしょうがないです。
そもそもカレーが嫌いな人間とかもいるでしょう(カレー嫌いの君、何考えてここまで読んだの?)
でもね、とても不思議なことに、コレを味わわずにCoCo壱の批判をする人間が、あまりにも多いんですよね。
腰を落としてのドリブル練習しかしてないのに「バスケットってつまらねえ」と競技そのものを全否定するようなものです。
そりゃドリブル練習は地味で面白くないでしょうけど、イコールでバスケットがつまらないとはなりません。
体育館の隅っこでダムダムやっただけでバスケットを味わったなんてツラをしないでいただきたい。
やっぱり、否定するにしても、せめてシュート練習や試合をしてからにしてほしいとは思いませんか?
ダムダムやってバスケ部辞めてたらスラムダンクは全2巻のC級不良もので終わってましたよ?
でも桜木花道はそうはせず、ドリブル練習はつまらなかったけどバスケットを続け、シュート練習の面白さや試合での興奮を味わい、最後は立派なバスケットマンになりました。
まだ手仕込みトンカツカレーチーズトッピングを食べたことのないヤンキー漫画テイストの強かった時代の桜木花道みたいな諸君は、是非とも今からでも手仕込みトンカツカレーチーズトッピングという”シュート練習”に触れて、立派なバスケットマンになっていただきたいものですね。
どうでもいいけど、スラムダンクといえばゴリだよなあと思ったあたりで、ふとゴーゴーカレーを思い出しました。
アレを含め、金沢カレーという独自ジャンルのB級グルメも本格カレーとは違う土俵で戦ってるし、CoCo壱番屋も【ココイチカレー】という独自ジャンルなんですよね。
これはnoteお気持ち長文への偏見の一つである「どんどん話が脱線していく」をやりたかっただけのマジの脱線なので、次から真面目に手仕込みトンカツカレーチーズトッピングの魅力を語ります。
ココが凄いよCoCo壱番屋その① チーズトッピング
カレーにチーズ、まあ大体トッピングがあるカレー屋さんならやっていますよね。
先程バスケットで喩えて「手仕込みトンカツカレーチーズトッピングはシュート練習」と言いましたが、チーズトッピングはいわばスリーポイントシュートです。
チーム方針を問わずほぼ全てのチームで必要とされる存在であり、こいつの出来はチームの質を大きく左右してきます。
勿論中には「チーズが嫌い、我がカレー軍はインサイドのみで戦うぜ~!」な人もいるかもしれませんが、これは僕のお気持ち表明長文なので、そういう面倒な人はテクニカルファウルでとりあえず退場してもらおうと思います。桂剥きされた大根でも食ってろ。
そんなわけでチーズというスリーポイントシュートの出来はカレーというチームを大きく左右する重要なファクターなのですが、意外にも多くのカレー屋でルーとチーズの調和がないがしろにされているように思います。
実際に他のカレー屋さんでチーズトッピングを頼むと、カレーとチーズの相性の良さに胡座をかき、「ただカレーライスにチーズを上から乗せただけ」みたいなものがお出しされ、全然調和してないことが多いんですよね。
『1+1』を『2』どころか『1+1』のままお出ししてくるカレー屋さん、チーズトッピングのマイナスポイントがデカすぎるし、もういっそチーズトッピングをメニューから外した方がいいんじゃない???とすら思うわけですよ。
スリーポイントシュートは3点ずつ入るからお得っつって練習もせず適当にスリーポイントラインからボールを放り投げてロストボールするだけの集団、もういっそスリーポイントやめてハイレベルなインサイドだけで勝負する方が絶対にいいからな???
では本題、ココイチのチーズトッピングはどうなのか。
国語の成績が標準以上の諸君ならば、もうお分かりですね。
ココイチのチーズトッピングはルーとチーズが異常な程に調和しているのですよ。
きっちりとルーに溶け、”チーズのトッピングされたルー”でライスやカツをいただけるわけですね。
雑に乗せただけのチーズトッピングがスリーポイントラインから雑にボールを投げてるだけだとすると、ココイチのチーズトッピングは三井寿や神宗一郎を飛び越えてもはや緑間真太郎です。
チーズが使用された新たなカレールーと化したココイチのチーズトッピングは最早別ゲーをおこなっているくらい別格の存在なのです。
ココが凄いよCoCo壱番屋その② 手仕込みトンカツ
普通に美味しい。
ココが凄いよCoCo壱番屋その③ 芳醇ソース
トンカツの説明短くない???と思われたかもしれませんが、気のせいです。
脱線したりダラダラと書いてない文章こそが本来は良質とされるべきなのです。
一応補足しておくと、手仕込みトンカツ自体はちゃんと良質ですよ。
ただ店舗によるのか運によるのか、めっちゃ美味しいときもあれば稀に首を撚る味やサイズのときもあるので、一律べた褒めが難しい部分ではあるんですよね……
いや、基本的にはスプーンでキレる柔らかさにサクサクのカツがあわさり、大満足のボリューム感の王道トッピングなんですけども。
でもまあ普通の美味しさというか、シュートで言えば庶民シュートみたいなものなので……
勿論ココイチには庶民シュートレベルのトッピングなら他にもあります。
では何故手仕込みトンカツくんなのかと言いますと、手仕込みトンカツカレーを頼むとついてくる芳醇ソースが圧倒的美味さと言うか、こいつの存在がCoCo壱番屋を『最強のカレーハウス』にしているんですよね。
美味しい手仕込みトンカツを食べていたら、一緒に出てきた芳醇ソースこそが美味さのモンスターだったというこの感じ、厄介な老化能力者を倒したと思ったら本当にヤバいのは釣り竿の男の方だったッッみたいなやつですよ。
そんな芳醇ソースの味なんですが――正直に言って、最早言語化が不可能というか、もう食ってもらうしかないレベルです。
「なーにがカレーにソースだ男の子だナメてんのかカレーにソースなんか要らんのじゃボケ!!」派だった僕が、この芳醇ソースに関してだけは手首もぎ取って「うーんカレーによく合う!!!!!!」と絶賛できるくらいカレーに合います。
テーブルにおいてある汎用ソースなんてただの悪質な罠であり、芳醇ソース以外のソースをカレーにドバドバかけるのはオススメしません。
そのくらい芳醇ソースは最強の調味料なのです。
シュートで言えばスラムダンクです。
ダンクとかアリウープとそういう次元をすっ飛ばして、スラムダンク。
何ならもう芳醇ソースハウスCoCo壱番屋でもいいと思っているくらいです。
ちなみにこの芳醇ソースですが、CoCo壱番屋で購入することが可能です。
が、カレーに特化したソースであるため、カレーの絡まない食材には個人的にオススメしません。
その辺は汎用ソースの方が上です、適材適所というやつです。
ペッシとプロシュート兄貴なら本当にヤバいのはペッシだったけど、じゃあ最初からペッシだけでいいかといえばそうではなく、プロシュート兄貴とセットで登場したからこその成長したペッシなわけで、芳醇ソースくんも手仕込みトンカツと組み合わさることで無敵の力を発揮するんですね。
それくらい芳醇ソースはカレーに特化したオンリーワンの味わいなのです。
格付けチェックで普通のソースと並べようにも違いがありすぎて問題にならないレベルで全然違います。
これを食わずにココイチを語るな、ちゃんと手仕込みトンカツカレーを頼んだら芳醇ソースを使って食えということですね。
ココが凄いよCoCo壱番屋その④ オンリーワンダー正真正銘NO1なんだ
CoCo壱番屋のカレーは、確かに本格カレーのお店と”カレー”で勝負したら味もコスパも負けるでしょう。
しかしながら、CoCo壱番屋は自分達の持ち味である「トッピング」に特化してます。
少なくとも手仕込みトンカツカレーチーズトッピングについては、雑に具材を追加して足し算をするのではなく、きちんとカレールーと調和し、全く別種の高みの美味しさを引き出してきているわけですね。
1+1を2どころか200にする。10倍だぞ10倍。
ここまでのお気持ち表明で、雑に味やコスパだけでCoCo壱番屋を語るのは間違いだと分かっていただけたのではないでしょうか。
確かに、本格カレーを食べたい時にココイチに行くと、確かにそれはガッカリするかもしれない。
土俵が違うのだからそれも当然でしょう。
では、CoCo壱番屋はココイチカレーが食べたくて行く所であるのだから、カレー屋とは到底呼べないのでしょうか?
余計な批判を避けるためにも、「ココイチはカレーハウスであってカレー屋さんじゃないですぅ、滅相もないですう」の姿勢でいくべきなのでしょうか?
これについても、勿論NOです。
トッピングが調和して昇華する方向で戦う土俵には、現在CoCo壱番屋くらいしか居ません。
しかしチーズの使い方にしろ芳醇ソースにしろ、全てはカレールーとの調和に特化したもの。
CoCo壱番屋がカレーライスとココイチなりに真摯に向き合っていなければ、生まれ得なかったものでしょう。
なので現在CoCo壱番屋しか居ないこの土俵も立派な「カレー屋」の土俵であり、CoCo壱番屋は普通に「良質なカレー屋さん」なのだと思います。
少なくとも僕はそう思っているし、余裕で週三手仕込みトンカツカレーチーズトッピングを食えます。
バンドリコラボ中に日課の手仕込みトンカツカレーを食ってたらバンドリキャラで三槓子出来るくらいクリアファイルが集まる程、ココイチのカレーは美味いと胸を張って言えるのです。
オタク向けのコラボ等にも力を入れているし、店舗によってはコミックが置いていたりと、努力の姿勢も感じますしね。
これほどココイチに入れ込んだオタクがここまで言ってるのだから、是非とも皆さん一度は手仕込みトンカツカレーチーズトッピングを食べてみてください。
なお、結構ボリュームがあるので、少食な方はライスの量を200グラムにしておくことをオススメいたします。
カロリーも……とんでもないしね……
【オマケ】チーズが調和しすぎているので、ジェネリック食材にもなる(かもしれない)
ココイチのチーズトッピングは、ダブルやトリプルにすることもできます。
僕は以前、手仕込みトンカツカレーチーズトッピングを食べた後、おかわりとして手仕込みトンカツカレーチーズトッピングチーズトリプルを頼んだことがあります。
結果、3倍のチーズがルーと調和しすぎてほとんどカレー風味のチーズフォンデュが出てきました。
チーズフォンデュが食べたいけどチーズフォンデュのお店が開いていないわって時にも、ひょっとしたらCoCo壱番屋の出番なのかもしれませんね。