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その21  海外SRS手術に行く前に日本でやっておくと後々スムーズなこと

SRS手術をされる方は戸籍変更を希望される方がほとんどだと思います。ここでは海外SRSオペ前に日本でやっておくといいことを記載していきます。

①自分の住んでいる地域の裁判所に行って、必要な書類を確認する!

戸籍変更に必要なおおまかな書類はインターネットにも掲載されていますが、裁判所によって、切符代などが若干異なります。
申立書や必要書類は地域の裁判所のHPにも掲載されているとは思いますが、直接地域の裁判所に行くことで、変更の手順なども教えていただけるので、心配な方は直接行ってみてもいいと思います!
僕は直接裁判所に書類を取りに行きましたが、名前と同時変更のやり方など、親切に教えてくれました。

②染色体検査の実施

染色体検査の結果については、無くても申請が通った方もいらっしゃるようですが、厚生労働省が出している戸籍変更用診断書には、染色体検査の結果を書く欄が記載されています。

染色体検査の実施の必要性については実際のところ、どうなのかは、僕もちょっとわからないので、実施が難しい方は裁判所に問い合わせてみてもいいかもしれません。

僕は最初は某病院で染色体検査を実施予定でしたが、5万円すると言われ、高過ぎる!と思い、他のクリニックで実施したところ、2万円で済みました。これも金額の幅がかなりあるので、事前に金額を確認いただいた方がいいと思います!

③戸籍変更用診断書を作成してくれる、2名の精神科医を探しておこう!

戸籍を変更するには、『2名以上の精神科医の戸籍変更用診断書』が必要です。

これはあくまで戸籍変更用の診断書なので、通常の診断書とは、また異なります!金額も、通常の診断書に比べてかなり高額で2万円前後する場合もありそうです。(様式は、厚生労働省のHPからも取得可能です)

2名以上の精神科医の診断書なので、2部を別々で取得する場合でもいいですし、1つの診断書に2名の医師のサインが入る形でもいいようです。

流れとしては、まずファーストの精神科医を探して、その先生にセカンドは誰に頼んだらいいか相談しておきましょう!

オペから帰ってきたら、ファーストの医師にまず戸籍変更用診断書を作成してもらい、そのあと、セカンドの医師にサインあるいは診断書を作成してもらう流れになると思います。
最初にホル注を打った医師の名前や期間、タイで手術をした医師の名前など、記載必要事項を事前に確認しておくと、よりスムーズだと思います。

以下が、厚生労働省が出している、
戸籍変更用診断書のフォーマットになります。

④戸籍謄本を出生地から取り寄せておこう!

性別変更には戸籍謄本が必要になります。
戸籍謄本は出生地の市役所で取り寄せることになるので、
名前も変更される方は戸籍謄本を2通取り寄せておきましょう!
※名前と性別を同時に変更する場合は、戸籍謄本は1通でいいという情報もあるようなので、詳細は裁判所に問い合わせてみてください。

戸籍謄本に必要な記載内容もしっかり確認しておきましょう!
(名古屋裁判所の場合は、全部事項証明が必要でした)

ただし、『戸籍謄本は1ヶ月以内のもの』と規定があるため(裁判所によるかも)、一ヶ月以内に変更を考えていない方は、オペが終わってから取り寄せた方がいいと思います。

⑥その他必要なもの

申立書(近隣の裁判所に行く、あるいはHPから印刷)
収入印紙(金額は裁判所による)
 ※名古屋裁判所の場合は800円でした。
・切手(金額は裁判所による)
 ※名古屋裁判所の場合は1512円でした。

戸籍を変更するまでに何が必要なのか、事前にしっかり確認して準備しておけば、帰ってからの手間が省けますね!

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