第四話「アタマデカエス」
地元のサッカー少年団では早い段階から試合に出させてもらえていた事もあり、今ではあまり聞かない「ストッパー」とゆう相手チームの点取り屋を
マークするポジションを10才頃から任されていた記憶があります。
(弱小ならではのラッキー起用あり)
物怖じしない性格もあり、試合に出ても緊張や萎縮をした記憶は
無いのですが、ほとんどの場面で僕より年上のFWと対峙する機会が
多かったので、特にフィジカル面でチンチンにされた苦い記憶は今でも
鮮明によみがえってきます。
持って生まれた前ノメリな性格のおかげか、フィジカルで勝てないのならば「その前の段階で攻撃を止めてやる」とゆう事を意識し始め、
相手FWにボールが渡る前に、攻撃の芽を摘むとゆう楽しさに
目覚めたのが、この小4とゆう時期でした。
一列奥へ目線を向け、相手MFの体の向きや、目線を確認し、
マークするFWへのパスコースを先読みしてカットする事や、
後方からのロングパスに対して誰よりも早く落下地点へ入り込み
ヘディングでボールを跳ね返すなどのプレイが、どんどんと大好物になっていったように思い出せます。
そこまで体格も大きくなく、足も特別早いわけでもない
僕でしたが、体幹だけはそこそこしっかりしていた気がします。
相手に抜かれそうな瞬間の身体の入れ方や、前を向かせない為の踏ん張り方を監督やコーチに教えてもらい、より対人で負けないプレイが出来るようになり自分の守備能力に少しづつ手応えを感じてきたのもこの時期でした。
その当時の6年生達が最後の大会で僕が人生初めての「マジ悔し泣き」する話は、また次回。
続
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