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暑気について

今日は三条まつり
 本日、5月15日は地元三条市の三条まつりです。

 三条の鎮守、八幡宮の春季例大祭として催される三条祭りは10万石の格式をもつ大名行列で知られる伝統行事です。
1822年(文政5)村上藩主内藤信敦が京都所司代となったのを三条郷民が祝って10万石格式の行列を模して神輿渡御を行ったのがその始まりとされています。
大名行列の後、親が、子供の無事成長を祈って2歳〜3歳の子供を肩車に乗せ、神輿、太鼓とともに八幡宮社殿を3周して拝殿に納まる「舞込(まいこみ)」は、毎年多くの観光客を集めます。(
三条市公式観光サイト SANJO NAVI より)

 この15日を節目に、本格的に気候は安定して急な冷え込みや朝晩の寒さなどが減っていきます。いよいよ夏に向けての準備となり、この辺りの人たちは悩まされてきた“寒さ・冷たさ”としばしの別れとなります。

暑熱順化と暑気
 しかしここから近年の温暖化の影響による酷暑が待っています。私が新潟に帰ってきた10年前では気温が35~36℃になると悲鳴が聞こえてきましたが、最近ではそれも慣れっこになってきました。その暑さ対策として、暑さが本格的になる前に体を暑さに慣らして汗を出しやすくしておく”暑熱順化”という言葉も定着してきました。
 日本でも昔から暑気(しょき、あつけ)という言葉があります。身近な言葉では「暑気払い」という言葉がありますが、この「暑気」は、夏の陽気とされ、東洋医学的にはこの時期に暑気で体を養うのが必要とされています。暑熱順化もその一つという風にとらえます。そして季節に体のリズムを合わせる為にある程度夏の暑さに慣らすことが、これから来る本格的な真夏や次の秋・冬を健康に過ごすためにも大事になります。ただ昨今の夏は昔と違い危険な暑さです。クーラーは使いつつ、30年位前の夏の気温を参考にして朝など涼しい時間帯やタイミングを見て暑気で体を養いましょう。

二葉鍼灸療院

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