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#読書メモ_5『働き方5.0』

「コンピュータに仕事が奪われる」というような、メディアでよく言われている抽象的で、不安をあおられるけれども考えてみるとあまりよくわからないことについて、少し解像度が上がったので良かった。とにかく、世界が大きく変わりつつあるのだということが分かった。そしてその変化へのイメージが、悪いものから良いものに変わった。

そして、落合さんがおっしゃっているメッセージは、これからの時代のために特別に身に着けるものというよりは、これまでもたくさんの先人たちが言ってきた、シンプルなものだと思った。

「自己啓発本を何冊も読むなら、難解でも哲学書など古典を1冊でも理解できるまで読み込むことだ」「思考し続ける体力をつけることが大切だ」これらが特に自分にとって大切なメッセージだった。

大学でやったことは(ほとんどできなかったが)まさに情報を集め吟味し、自分で考えられるようになるための訓練だったのではないかと思った。卒論の終盤になって、どうやって卒論を書けばいいのかはじめてわかった...。できたらもう一度書き直したい。落合さんのメッセージが、大学でできなかった勉強のつづきをやっぱりこれからもやっていこうという気持ちを後押ししてくれた。

しかし、本を読んで理解した気になるくらいならなんとかできても、自分の頭で考えるというのは本当に難しいし、骨が折れることだな...と思う。その道の専門家が書いた文章や、古典など自分は理解するのが精いっぱいなので、それらを批判的に読むことができる人たちは本当にすごいと思う。

批判的に読む力と、人にわかりやすく説明する力を養いたい。

話はそれるが、いま自分がやっているアルバイトも、まさに私たち人間がコンピュータのお手伝いをしている感じだな、と思う。

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