いわたりえ

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最近の記事

#読書メモ_6『まんが パレスチナ問題』

毎日毎日悲惨な内容が報道され、仕事終わりの疲れた頭で残酷なニュースを観ることが辛くニュースを避けるようになってしまっていたが、知らないことが多すぎると感じて本書を手にとった。 1冊本を読んだだけで勉強したと言ってはいけないかもしれないけれど、よく整理されて書かれていて、「エルサレム」「十字軍」「オスロ合意」といった言葉の持つ背景がわかった。点と点が線で繋がった。私が幼児のころ9.11があってそこからの戦争について報道されていたことをおぼろげに覚えているが、すべて繋がっていて

    • #読書メモ_5『働き方5.0』

      「コンピュータに仕事が奪われる」というような、メディアでよく言われている抽象的で、不安をあおられるけれども考えてみるとあまりよくわからないことについて、少し解像度が上がったので良かった。とにかく、世界が大きく変わりつつあるのだということが分かった。そしてその変化へのイメージが、悪いものから良いものに変わった。 そして、落合さんがおっしゃっているメッセージは、これからの時代のために特別に身に着けるものというよりは、これまでもたくさんの先人たちが言ってきた、シンプルなものだと思

      • #読書メモ_4『沈没家族』

         自分も血のつながった「家族」だけではない、もっと広がりがあって新しい形で、誰かと協力し合って暮らしたり、子供を育てたりできないかとぼんやり思っている。そこで本書がなにかヒントになるのではと思って手に取ってみた。  「沈没家族」は穂子さんというカリスマ的存在や、いろいろな人たちが集まってくる東京という場所、90年代後半の世の中の雰囲気など様々な条件がそろって、偶発的に生まれたものなのだと思った。なのでなにかヒントが見つかったというよりは「羨ましい」「この時代の雰囲気を感じて

        • #読書メモ_3『創造的脱力』

          主にYouTubeでいつも拝見している若新さんの著書。本書は若新さんが2014年前後に行っていた「鯖江市役所JK課」「ゆるい就職」「NEET株式会社」などの取り組みについて書かれたもの。恥ずかしながら、本書を読むまではこういったいろいろなことをされているとは知らなかった。面白くて、一気に読んでしまった。 いちばんに思ったのは、やっぱり、レベルははるかに違っても、自分と同じようなことを感じる人は世の中にいるんだなと感じ、嬉しかった。最近、今後の生活について自分が考えていること

          #読書メモ_2『腸と森の「土」を育てる』

          一つの場所に単一の作物が植えられ、それ以外の植物が排除される「農業」はそもそも「不」自然な行為である。 安い商品ばかりを求め、加工品をぱくぱく欲望のままに食べ、不調を感じれば「健康サプリメント」に飛びつくさまは、滑稽だな…と思う。 いくら「健康によいもの」を摂取しようが、それを吸収する土壌(=腸)が荒れていては意味が無い。まず土壌を改善しなければならない。畑と同じで、とっても面白い。 人の健康は地球の健康あってこそ。それぞれで切り離すことはできない。 植物の栄養は植物

          #読書メモ_2『腸と森の「土」を育てる』

          #読書メモ_1『そのとき、日本は何人養える?』

          読めてよかった!次のことが特に学びになった。 1.モノが安いことは、必ずしも良いこととは言えないこと  スーパーの安売りチラシや、材料費が高騰しているにも関わらずお客さんのために価格を据え置くお弁当屋さんの報道などから、無意識のうちに安い=良いこと、値上がり=悪いことと当然のように捉えていたように思うが、その認識を改めるきっかけになった。安いものに消費者が飛びつく→そのサービスの生産に関わる人の賃金が低く抑えられ、生活が苦しくなる→生活が苦しいため、消費が抑えられる→経済

          #読書メモ_1『そのとき、日本は何人養える?』