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寝る暇も惜しむほど熱中してしまう小説

おうち時間のお供に、読書はいかがでしょうか。

非常事態宣言の下、外出自粛が叫ばれ、暗いニュースばかり。何かに熱中して、現実逃避したい…!
そんな方々が読書を始めるきっかけになれば、と思い、今回はついつい寝る暇も惜しんで読み進めたくなるような本を紹介していきます。完全に私の主観です。私がリアルに寝る暇惜しんで読みたくなった本だけ紹介します。

①恋愛モノ
『陽だまりの彼女』越谷オサム
-松本潤、上野樹里主演で映画化もされたヒット作。読んでいると幸せな気持ちになります。ミステリ的な要素もあり、途中から読む手が止まらない。。
読みやすいので普段読書の習慣がなかった方にもオススメです!

『マチネの終わりに』平野啓一郎
-こちらも最近映画化された話題作。大人の男女の激しい葛藤を繊細なタッチで仕上げた切ない恋愛小説。主人公たちの運命の残酷さを息を呑むような美しい世界観で描き出した感動作。

『おいしいコーヒーの入れ方 シリーズ』村山由佳
-主人公勝利と5歳年上のいとこ、かれんとの恋愛小説のシリーズ作(現在18巻目?)。ライトノベルとして分類されるほど、読みやすく、あっという間にシーズン1最後の10作目まで読み切ってしまうこと間違いなし。ライトノベルとはいえ直木賞作家村山由佳の心情表現は、よくも活字でこんな表現ができるものだと、読んでいた高校生当時非常に感動した記憶があります。

②ミステリ小説
『ゴールデンスランバー』伊坂幸太郎
-首相暗殺の容疑者に仕立て上げられた主人公青柳が、学生時代を過ごした仙台の街を逃走していく逃走劇。ひょんなことから一国を相手に戦いを強いられた主人公の人生をかけた数日間が、彼の優しい人柄と周囲の人々との絆とを優しく描いた平成エンタメ小説の傑作。

『ジェノサイド』高野和明
-全世界を舞台に日本の大学院生とアメリカ人の傭兵という全く遠い世界の主人公2人がそれぞれに人類滅亡の危機に立ち向かう、ハリウッド映画級のSF作品。スケールの大きな物語と膨大な情報量に圧倒されながらも、巧みなストーリーラインによって最後まで読む手を止められなくなるやつです。

③ハードボイルド小説
『流』東山彰良
-何者かによって殺された祖父の謎に迫るべく、台湾に暮らす17歳の葉秋生は旅に出る。1人の少年の青春時代が台湾、日本、中国大陸を渡って壮大なスケールで激動的に描かれる。読んでいると台湾の空気感、登場人物たちの血生臭さ、そして圧倒的な痛快感が押し寄せてくる。読了後、主人公の青春時代を一周体感したかのような清々しい読了感に包まれました。

『コインロッカーベイビーズ』村上龍
-コインロッカーに捨てられながらも生き延びた2人の少年が、自らの境遇に苦しみながらも、そのカリスマ性と努力によって社会の底辺から這い上がっていく、実在した新生児遺棄事件を基にした大傑作。狂気と生々しさ、そして強い主人公たちの圧倒的な生き様が衝撃的な作品。

以上、読む手が止まらなくなる大好きな小説をご紹介しました。
是非お手にとってみて下さい。

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