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あなたとなら同じ樽に入って30年過ごせそう

この記事は

私が置きボトルをするまで、してから、その後

のお話(前半)です。どうぞよしなに


1、出会ったシーン


(まずは、回想シーンから)

行きつけのBarにかようになり早2年がたったころですね、
初めての頃はマスターとお話しするから一人でのんびりすることも多かったのですが、だいぶ回数を重ねるようになるとほかのお客さんから話しかけられたり、常連さんと仲良くなったりして盛り上がることも多くなりました。


そんなとき

「よかったら一杯飲みませんか?」

とおっしゃっていただけることがありまして。


初めてその言葉をいただいたときは、恐縮しきりだったのですが、マスターやほかの方のお言葉もあり、最近では素直に受け取っています笑。
(ここ関係なくてすみません笑)


ある時一度その時お客様が飲まれていたボトルからウイスキーを分けていただいたことがあって、(確か銘柄はジャックダニエルだったかな)

そこで名前は知っていたボトルキープの存在を改めて認識することになりました。

(回想シーン終わり)


2、気になった私

ボトルキープとは
お客さんが自分専用のお酒をBarにおいておくこと
そういう方が来店されてるとすっとかっこよく出してくれる

「いいな」これ

って思いました私
もちろんカクテル大好きですし、いろんな洋酒を少しずつ出してもらうのも楽しいんです、……けど!!

ちょっと自分のためのスペースって感じがあって、なんかすっごく大人って感じで(お子様の発送)憧れちゃったんですよね、私。

私が通っているBarではメニューがかなりしっかりしているお店なのでグラス1杯分の値段とボトル1本分の値段も有名どころは記載してあって、それもあってボトルキープの存在が近いものになりました。



3、選べ銘柄


さて、いざボトルキープをしようにも、まずはボトルの種類を選ばなければいけません。
お酒の種類はウイスキーにする、と決めていたのですが、そもそもそんなにお酒に詳しくないので、これにする!と簡単に決められませんでした。

そこでまずはほかのキープボトルを置いている方のお話を聞くことにしました、その中の特に印象深い方をおひとり上げさせてください。


先ほど、文章の冒頭でボトルのお酒を分けていただいた方のお話です。

私も、結構酔っぱらうことが多く、すべてのいただいたお酒を覚えていないのですが、この方がジャックダニエルを飲んでいたことはすごく覚えています。

私「私も、ボトルキープしてみたいんですけど、Aさんはどうしてジャックダニエルにされたんですか?」
Aさん「むかーし初めて入れたウイスキーがジャックダニエルで、それ以来ずっとこれなんだ。これの水割りがずっと好きでね、よかったら飲んでみる?」
(お酒をいただいたAさんとの回想シーン)

ごめんなさい、もっとちゃんとしたお話だったのにぼかして書こうと思ったら雑になってしまいました。
ただ、Aさんにとってはジャックダニエルが長年連れ添ったウイスキーなんだなと思い、私も初めて入れるウイスキーは自分の中でこれだ!って思えるものにしようと思いました。

私自身Aさんにいただいたジャックダニエルが初めてジャックダニエルを飲んだ瞬間でもあったので、時々メニューに見かけるとその光景を思い出します。


そのあとほかの方にも聞いたことがあるのですが、

「やっぱり一番これが好き」
「昔からキープはこれだけ」

決して安くないものということもあり挑戦的、というよりかは思い出、とか永遠の推しメンみたいな(語彙力皆無)選び方をしていらっしゃる方がおおいなぁと思いました。



4、北海道へ

しかしそこで問題が発生します。

「まだ、好きなウイスキーわかんない…」

ハイボールは家に業務用ウイスキーを置いて作るくらい好きだとは言え、それ以外の飲み方で家で飲むと失敗することも多かった私。Barで飲んだウイスキーはあまり覚えていない、完全に暗礁に乗り上げました。

そんな私を救ってくれたのは、北海道へ行った時でした。
(長めの回想シーンへ続く)


初日、余市蒸留所でウイスキーをのみ、二日目の小樽観光へ望んだ私は、すでに胃もたれの体を引きずりながらとあるBarへ足を運びました。


BarBOTAさんです。(名前書いてしまっていいのかな)

(せっかくだからウイスキーがたくさん置いてあるお店をと思い何気ない気持ちでTwitterを検索し足を運んだのですが、自分の想像をはるかに超えたウイスキーの種類と知識量に驚き戸惑いながらもめっちゃくちゃ楽しく飲ませていただきました。本当におすすめのお店なので、小樽に行かれる機会のある方はぜひ一度行ってみてください!初心者でも玄人様でも楽しめます。)


この時私は

「ウイスキーの銘柄には本当に無知で、しかも味と銘柄をなかなか一致させられない(感想が貧弱になってしまう)です。ただ、家ではずっとブラックニッカを買いあさってて、今回は余市蒸留所をメインに観光しに来たので、せっかくならニッカウイスキーをいろいろ飲んでみたいです!

と今考えたら結構失礼すぎるんですが、このように頼んでみたら、本当に山のようにたくさんの種類のニッカウイスキー達を出していただいていただいていました。

竹鶴さん、余市さん、宮城峡さん…今では終売になっているものたちにもたくさん出会わせていただきました

(回想シーン終わり)


その時に出会った、いや、思い出してしまったのです。彼、彼女?その子の名前を

ニッカウヰスキー フロム・ザ・バレル

『フロム・ザ・バレル』は、熟成を経たモルト原酒とグレーン原酒をブレンド後、さらにもう一度樽詰めし、数ヶ月ほど再貯蔵。この再貯蔵は「マリッジ(結婚)」と呼ばれ、まさにこの間、個性の違うウイスキーは結婚したかのように深く馴染み合い、調和の取れた美味しさが生まれます。
(上記URLより引用)

私はその2年前ほどに何気なく友達の紹介でこの子をAmazonで購入し家で飲んでいたのですが、当時唯一ロックで飲めたし、ハイボールおいしい!とするする飲んでいた銘柄でした。

このお店には、この子の初代モデル?的なお方が存在してたのですが、めちゃやば(テイスティングノートとか書けないですごめんなさい)で今のものとは別次元で大変おいしかったです、本当にいいものをいただきました、ありがとうございました。

ここで今すぐに家にあるフロム・ザ・バレルをあけて味の感想書きたいんですけどまだちょっと我慢して先に行きます。今度絶対記事書きます。

「この子!私この子にする!!!!」



5、君に決めた!


北海道から帰った翌日、三方六のバウムクーヘンを持った私は、いざBarへ向かいました。そう、言いに行くためです。

「マスターにお願いがあるんですけど、フロム・ザ・バレルを置いてもらうことできますか」


正直、不安だったんです、これ言うの。
フロム・ザ・バレルってやや少なめの流通量だし、置いてないお店多いし、少なくとも私がこのBarに行くとき限りですけどこの子を飲んでる子はいなかったんですね。

ただBOTAさんに「頼んでごらん、大丈夫だと思うよ」と背中を押してもらったこともあり無事に言えることができました。ありがとうございます。

結果、マスターは二つ返事で了承してくれました。このくらいまでに用意しておけばいい?うんわかったよ、と。


こうして、私は無事ボトルキープを飲む土俵に上がることができたのですが、…文章が長くなってしまったので、後半に続きます!


これはちょうど昨年の話になるのですが、ボトルキープをするだけですでにたくさんの人にアドバイスやお話を聞けるチャンスがあったんだなぁと思いました。Twitterでも聞いた気がするし、お酒でこんなに人と関われるんだなぁと前半部分だけ書いて思いました。よかったら後半もお付き合いください。




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