負けず嫌い

久しぶりに投稿。

ふと思えば、自分は根っからの負けず嫌いだった。今はそこまでじゃないかもしれないけど、ふとすると負けず嫌いが出てしまっているかもしれない。でも負けず嫌いが完全に消えてなくて良かったと思う。

小学生の頃までは負けず嫌いむき出しで、他人にも自分にも対抗意識があり、負けた時はよく感情的になっていた。そんな自分が嫌になり、中学では大人しく過ごしていた。

するとどんどん自分のあらゆる能力が成長しない危機感に襲われた。そこで生まれる葛藤も、自分の負けず嫌いむき出しの頃の自分が嫌で、ふっと力を抜く癖がついてしまっていた。このせいで中学時代で体力においては諦めるようになった。

そのかわり勉学はまだなんとかなる力を維持していた。その勉学すら、人に負けることがあると悔しいと思いつつも、ふっと力を抜き、まあ良い高校に行けなくてもいいと思っている時もあった。

しかし、ある進学塾に入って変わった。
講師陣がとても厚く、授業は面白くて、個人個人に対するフォローも手厚かった。自分は地域の3番手くらいの高校にいければいいと思っていたが、ある面接のとき、信頼している講師の方々から、トップ高を目指したらどうだと強く押された。

模試の判定で合格率30%もない高校に受かるビジョンはなく、その時は本気に考えていなかったが、信頼している講師から言われると、その期待に応えたいというのも気持ちが芽生えた。それと同時に、消えかけていた自分への負けず嫌いに再び火が灯った。

試験でいい点が取れない時は、それまで諦めがついていたものを、諦めがつかなくなってきていた。だが、小学生の時とは違い、感情的にならないようにうまく気を抜く術を身につけ始めた。おかげで勉学は継続して努力することができた。

入試ではいいパフォーマンスをすることができた。トップ高へ進学し、自分が考えていた大学の進路は何段階も引き上がった。

その後は順風満帆とはいかないものの、今に至ることができているのは、あの面接のとき、負けず嫌いの火を再び灯してくれた講師の方々のおかげだと思っている。

いつかお会いして、感謝を伝えたい

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