SAUCONY ENDORPHIN PRO3 & SPEED3 わたしはどちらを選んだらいい？？
「エンドルフィンシリーズで、はじめてサッカニーを知ったというランナーも多い」
みなさん、こんにちは。ジャストフィットのお手伝い！
藤原商会代表：シューズアドバイザー藤原です。
さて、エンドルフィンシリーズで、はじめてサッカニーを知ったというランナーも少ないでしょう。厚底レーシングカテゴリーではリーズナブルな金額とその機能性で市民ランナーには広まりましたよね。
実は、ボストンマラソンスタートの翌年、1898年創業の老舗です。
そのエンドルフィンシリーズのプロ、スピードもそれぞれ3代目になりました。
今回のアップデイトで何が変わったのか？
そして、私はどっちがいいのか？
プロ２とスピード２、カーボンプレートと樹脂プレート違い以外、ルックスもその機能性も非常に近いモデルでしたが、今回のアップデイトでプロとスピードの役割がはっきり分かれましたね。
よりハイエンドな厚底レーシングへと変貌した暴れ馬な「エンドルフィンプロ３」
前回のプロとスピードがブレンドしたような「エンドルフィンスピード３」
では、詳しく解説していきましょう。レースデイシューズ選びにどうぞお役立てください！
「SAUCONY ENDORPHIN PRO3はどんなモデルか？」
SAUCONY ENDORPHIN PRO3は2mmアウトソールを削って、4mmミッドソール素材を増やして、クッション性に重きをおいたスタイルに。これは厚底レーシングの推進力はカーボンプレート単独ではなくて、素材の反発弾性、クッション性がコンビではじめて発揮されるというラボでのデータによるもの。
パワーランPBのPEBAX発泡にも工夫があり、クッション&バウンド感はとにかくすごいの一言。前回のカーボンプレートが主張する履き心地から一転、バウンドの塊になっています。
また、スピードロールテクノロジー、つま先の跳ね上げがかなりキツく、ここはクセがあり。はじめて履いたときは「なんだ？」という感じでうまく使えませんでしたが、カラダを傾けるようにして、むしろ跳ね上げに足を乗せるぐらいの着地感にしてみたところ、推進力と助力感を感じることができましたね
使いこなせるか、使いこなせないか、で差が出るモデルと言った感じの、まさに、とんがった厚底レーシングだと言っていいでしょうね。
「SAUCONY ENDORPHIN SPEED3はどんなモデルか？」
対するSAUCONY ENDORPHIN SPEED3は、前作より厚みを増したプロ3と同じパワーランPB搭載のミッドソールでクッション感が同じくパワーアップ。
前作と同様にカーボンプレートではなく、樹脂プレート搭載、ただし、中足部両端に伸びたウイング状の樹脂プレートに変更され、カーボンプレートのようには主張しませんが、確実に全体のバランスと取っている感覚です。
それもあって、前回のスピード２より安定感を感じて、しかも、プロ３のような強烈な推進力を作り出す跳ね上げも急カーブではなく、もっと履くランナーを選ばない、履くコツがいらないモデル、前回のようなENDORPHINシリーズを探しているランナーはプロ３よりこちらを選ぶのがベストかなと思いますね。
「アッパーの作りでの、用途は少し分かれる」
もう一つ追記すべきは、アッパーの作り。プロ３は今回いわいるスパイクアッパーになっていてソックライクフィットそのものです。アッパーがしっかりサポートするフィット感というより、厚手のソックスぐらいのイメージ。抜群の通気性と軽量化への貢献と強めたアッパーになっています。
基本的に短い時間の使用をイメージした構造と言えるでしょう。トップランナーならフル・ハーフと言ったところですが、だからと言って、5Kとか短い距離であれば誰でもそのバウンド感を楽しめるというような意味です。
スピード３は、デイリートレーナーのようなしっかり感ではもちろんありませんが、踵まわりも含めて前回とメッシュの配置が変わった程度で同じラストのアッパーのようです。もう少し長い時間での使用を想定した作りになっていると言えるでしょうね。
「ではわたしはどっち、プロ3なのか、スピード3なのか？」
価格面でも差が出ています。
プロ3は26400円、スピード3は据え置きの19800円と明暗が分かれていますが、はっきり言って、NIKE ZOOM Xヴェイパーフライネクスト％2、はたまたアルフフライネクスト％2のような厚底レーシングを探しているランナーは、プロ3を選んでみてください。そして是非履いて欲しいです、かなりパフォーマンスは変わっています。
逆に前モデルのようなプロ、スピードを探しているランナー、いわゆるサブ４シューズではなくて、ちょい反発弾性があって軽量の、でもスーパーシューズではない、ちょうどサブ3.5あたりの目標のランナーにもスピード３がピッタリです。
もしかすると今回のプロ３が苦手な方もこちらはどうですか？こちらのモデルも十分な反発弾性がありますよ。
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シューズアドバイザー藤原でした！
