アディオスプロ、アディゼロプロ ズバリ、どちらをどう履くのか?
みなさん、こんにちは。シューズアドバイザー藤原です。
ついに出たー!このときが来たー!
アディダスからついにこのスタイルのシューズが発売されました!
それが、アディダス アディゼロ アディオス プロです!
足の中足骨の形からヒントを得たカーボンでできたエナジーロッドをライトストライクプロでサンドイッチした分厚い構造。さらに、インソールの下、中底、踵付近にはナイロン+カーボンヒールプレートが装着されるなど、分解図を見ると、複数のパーツが入り組んで挟まれたイメージですが、履いた感じは、ライトストライクプロ1本でまとまった感のある柔かいクッション、そしてそのルックスにも十分に期待感が高まってきます。
さて、カートンから早速出して、履いてみましたが、履いた瞬間から、このバウンド感は、こりゃ期待大です、すでに何だか走れそうな感触です。
ミリ単位までこだわったマイクロフィットと、セラーメッシュのコンビネーションは、フィット感、そして通気性がグッド、雨でも重たくならなそうなサラッとした素材ですね。
ちなみに、マイクロフィットは日本人の足型に合わせて、踵幅はフィット感重視、前足部には幅を持たせたラスト、むしろ細みの足型のランナーの方が困るぐらいでしょう。わたしもTHEジャパンラストなので、今日はじめて履いたとは思えない履き馴染み感です。
ということで、本日これからは、アップだけの走行使用で、いきなりのぶっつけ本番で5Kを走ってみようと思っています。
実は、2日前にアディゼロプロでタイムトライアルをしまして、この日はアディオスプロで、と、2日のインターバルで5Kタイムトライアルを2本走ることになります。
さて、結果として
は、本日、約26秒ほどタイムアップしました!
まあ、アディゼロプロのときは気温30度、そして湿度も比べものになりませんでしたが、、、
10mmドロップとは思えない分厚いミッドソールは、むしろフラット感ありで、爪先の跳ね上げが際立った特徴ですね。
今までの履いたライトストライクの印象とは違って、ライトストライクプロは、全く別物。思いのほかソフトで、この手のマックスクッションスタイルレーシングに慣れたランナーなら、違和感なく履ける、これは間違いなく助力のある、速く走れるシューズです。
みなさんが期待しているタイプの、そんな感触のシューズですね。わたしもロングレースで、これは、是非履きたいレーシングのひとつ、そう感じています。
出力パワーとレッグスティフネスが高スコア、ちょっと前半と最後の1Kが向かい風だったのもあり、伸びてない場所もあるものの、平均してストライドも出ていました。数値のバランスはいいです、体感と一致します。
反面、履き慣れていない影響もあるのか、左右の接地バランスが悪かったですね。
これはアディゼロプロが優秀、このシューズのときは、毎回ほぼ左右の接地バランスが50/50になります。これは、わたしの妻、サブ4の助手も同じ意見、感想ですね。
あと、この手のマックスクッションはロングレースを走っても疲労感は確実に少ない、リカバリーの良さも追記したいですね。
さて、どんなランナーがフィットするのか、これは残念ながら、誰でもフルマラソンで履けるシュー
ズとは言えないですね。
このシューズは、車に例えるなら、あくまでF1です。アウトソールというミッドソールを守るラバーがミニマルで、まるでスリックタイヤ。溝すらありません。
それどころか、あとで見てビックリしたのですが、エナジーロッドの跡が靴底についています。耐久性という点では、他社のこの手のシューズ同様、軽量化と表裏一体の関係になっています。
また、ヒールカップといって踵のサポートがありません。走行時間が長いほど、ランナー自身の体の機能性を必要とします。サブ3、3.5ぐらいを目指すランナーのフルマラソン、サブ4狙いのランナーのハーフ用って感じでしょうか。
10Kぐらいならもっといろんなランナーも履いて、この感触を満喫できそうですので、いずれにしても、短めのディスタンスから試してみることがベターです。
ですから、
その耐久面から言っても、通常のテンポアップや、ワークアウトトレーニングでは、アディゼロプロを履いて、レースデーにアディオスプロを履くような履き方がオススメですね。
アディゼロプロは、カーボンプレートの位置が分かるぐらいで、それを踏んでリズムをとるようなテンポがとりやすい接地感は、これでアディオスプロを履きこなすコツを身につけることも可能です。
アウトソールには同社のシューズおなじみの耐久性抜群のコンチネンタルラバーが採用されているのもプラス、耐久性を考える方はこちらですね。
さて、秋の海外、国内のロードレースがスタートすると、アディオスプロを履いたトップアスリートを多く画面越しに目撃することでしょう。彼らの成績自体が、このシューズの機能性を物語っていますからね、注目していきましょう。
そして!遂に一般販売日に藤原商会・サブ4ランナーの助手が直営店でGET!!
こちらも是非チェックしてみてくださいね。
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