本当にあなたに高価なカーボンプレート厚底レーシングが必要なのか? 〜HKクリフトン・Nペガサスのサブ4シューズとしての実験データによる検証〜
みなさん、こんにちは。藤原商会代表:シューズアドバイザー藤原です。
4/15にナイキズームXヴェイパーフライネクスト%2が発売されますね。今回も争奪戦必至ですかね?
先日発売されたアシックスメタスピードスカイもそうですが、昨今は、カーボンプレートにフワフワのクッションのレーシングが全盛です。しかし、それはブレイキング3とか、記録にこだわったトップランナー向けではありますよね。
履いてみたいという欲求を叶えることも、別に金銭的余裕があればいいですし、5K、10Kのショートディスタンスでは誰でも楽しめると思いますが、フルマラソンというとそうとは限らないのかなと思います。
まあ、自慢げに公園でジョグで使うようなランナーは別にして、そのシューズでサブ4したいのか、ただ単にそのシューズ、ヴェイパーフライがほしいだけのか?どっちかわからなくなっているようなランナーは、冷静に機能性を考えて何を履けば良い結果が出るのか考えてみるといいのではないでしょうか?
*カーボンプレート・フワフワのソールは流行
通常硬度を落として、フワフワにして、プレートを入れるという、いわば剛柔ブレンドソールは今のトレンドです。
通常の50〜60ぐらいの硬度にして安定感とクッションのバランスを担保できるミッドソールが、30前後の硬度になっているわけです。そんなフワフワでは安定感がままならないので、硬いカーボンプレートを入れてバランスをとっているわけですね。
ナイキがはじめたこのハイバウンドとロイター板の組み合わせは、速く走るという概念を変えてしまうかもしれません。もはやレーシングフラットで速く走れるような気がしません。
ナイキが発明したこの新感覚レーシングは、軽くてガイドが強い、シューズを作ることで、速い動きの中で、楽をする作りになっているわけです。
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つまり、パワー発揮するわけではないんですよ。むしろパワーを抑えても同じスピードで走れるものです。
レーシングフラット(薄底)のようなシューズは接地感があり、ランナー自身の頑張りを応援してくれる作り、基本的にはランナーの能力に比例するシューズでもあります。
つまり、自分がオールアウトすれば、シューズの助力はないに等しいです。肉体と肉体の勝負、トラック競技ではシューズ規制が入ってスタックハイト25mm以内に制限されたのは理解できます。
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