知らぬ間に、夫の亡き同級生と同居をしていた話。
私には、一切霊感というものがないのですが、ちょっと不思議な経験をしたのでお話をしてみたくなりまして。
ご興味のある方は、ちょこっとだけお付き合いください😊
突然、落下したドライヤー
6月24日(木)
いつもの通り、お風呂上がりに髪を乾かしドライヤーホルダーに収めて、
寝室に入ってから間もない頃。
『ゴットーン!!』と、家中に響く大きな音。
ん? 今の音なに?
夫と家中を確認して、大きな音がした原因が判明。
それがこちら。
これ、seriaのドライヤーホルダーに収めているのですが、素材がツルツルしている上に、ドライヤーが重たいので中途半端にとどまって落ちるか落ちないかという状態をキープすることが不可能なんです。
そんな奇跡を試すべく、何回か確認作業を繰り返しましたがやはり無理。
え? じゃあ何で?? (ゾッ・・)
霊感は一切ない私ですが、そういう類の話は大好き。
もしかしたら誰か落とした? いやいやそんな事ある訳がない。
謎の葛藤で、その夜はソワソワしてすぐに眠れませんでした。
翌日、母(義母)から連絡が入る
6月25日(金)
突然、母からのLINE
『A(私の夫)の友達で亡くなった人が、Aの家に居るよ!
亡くなった友達とかいるのかな?』
・・・はい?
昨日の今日ですから、タイムリーすぎて思考停止状態です。
ここで、こんなLINEを送ってくる母を少しだけご紹介。
若い頃、真冬に3ヶ月間 不動尊の滝で禊を行った母。
それをキッカケに、いわゆる『霊』という存在が見えるようになったらしい。
今は亡き義父は大病を患っていた為、夜中に救急搬送され病院に付き添いで行った時のこと。
ひとまず落ち着いたから今日は帰ろうか、と
深夜1:30頃に誰もいないエレベーターに乗ろうとした時。
母がいきなり『こんばんは〜』と挨拶。
私『お母さん、誰に挨拶してるの?』
母『え? おばあちゃん、ニコニコしてこっち見てるよね?』
私『誰も居ないけど・・』
そして、義父が亡くなった時には葬儀場でこんなこともありました。
ロビーでいきなり、
母『ばっかじゃない!お父さんスキップしてるよ 笑』
苦しみから解放されたのか、どうやら嬉しそうに飛び跳ねているとの事。
他にも数えきれない程の体験談を話してくれる霊感の強い母。
そんな母から、突然のLINE
『A(私の夫)の友達で亡くなった人が、Aの家に居るよ!
私『え? お母さんに会いに来た?』
『名前言ってる?』
『男と女どっち?』 と、質問攻め。
母『名前は教えてくれない! 男の人だね』
これを受けて、夫に確認。
夫曰く、もし誰かが会いに来てドライヤーを落としたのだとするならば、亡くなったばかりの友人は居ないとのこと。
こう言うのにはワケがあり、、 以前、母から聞いた話ですが、
私の夫が幼い頃、母は夜中に突然泣きじゃくる息子に起こされ、寝室の入り口前で泣きながら座り込んでいる息子の方を見たところ、その背後には顔見知りの住職さんが立っていて軽く会釈をして消えて行ったそうなんです。
夫は、それを後になって母から聞いたところ、入り口横に置いてあった時計が示した時間と、お寺の住職さんが病院で亡くなった時間が一致していたそうです。
その為、もし何かがあるとしたら【亡くなったその時】というイメージが夫にはあるようです。
私『男の人か〜』
『思い当たる人がいないみたいだよ』
『雰囲気分かる? 背丈とか、髪型とか』
母『その人、頭の病気で亡くなったらしい!』
『背は170センチくらいで、頭は坊主になってる』
この時に私は、もしかしてM君!?と思いましたが、
夫はそうとは信じたくないご様子。
私も、誰なのかハッキリと分からないまま質問を続けます。
私『ただ、会いに来てるだけ?』
『それとも何か訴えたいのかな?』
恐怖心を隠すように、、
『ずっと、いられても困るんだけど 笑』と訴える。
母『Aの事、大好きだったみたいだね!だから来たようだよ』
私『そうなんだね〜、成仏はされてるんだよね?』
『ずっと同居するつもりかしら?』
母『成仏はしてるよ!とってもいい顔してる、笑ってるよ。』
『いつまで居るかは分からないけど、ずーっとAのそばにくっついてる!』
いつまで居るかは分からない!?
そんな事言われたら恐怖でしかありません^_^;
私『思い当たる人が居ないみたいだよ〜』
母『そうなんだ。 俺の事忘れたんだねってスネてるよ!』
私『名前分かれば墓参り行けるのに〜』
母『うん、やっぱり名前聞いても言わないね!』
私『そっか・・』
思い切ってあの事を聞いてみる。
『ドライヤー落としたの君?って聞いてみて』
母『そうだよって!』
えーーー!!! やはり【誰か】の仕業だったんだ。
私『高いドライヤーなんだから落とすんじゃねえ!!ってAが言ってる』
夫が少しふざけながら強めの口調で、そう伝えてと言う。
母『ごめんなさいって言ってる!』
私『ウケる😂』
何、この状況。
母を間に挟んで、夫を知っていると言う誰かと会話をしている。
私『何か思い出すヒントくれればいいのに〜。高校の同級生とかさ』
母『2、3年前に亡くなった人?』
『同級生だって、歳が同じだって!』
2〜3年前に頭の病気で亡くなった同級生・・
もうM君しか思い浮かばない。
MくんはDJをやっていて、私達の結婚パーティーではBGMをお願いしたことがある。
私『音楽やってたか聞いて』
母『やってたって!』
やはりM君だ!! 確信に変わった瞬間。
母には、M君は38歳の時にくも膜下出血で亡くなっていると説明。
念を押すように、M君がラジオ出演した時の様子とか飲んでいる時の様子で顔が分かる写真を2枚ほど母に送ってみる。
私『この人かな??』
母『この人だ、笑笑』
存在が分かってからは話が早い。
私『そっかー!会いに来てくれたんだー』
母『そうだね、来世は結婚してくれって、笑笑笑笑』
私『Aが、Mはブサイクだから嫌だよって言ってる😂』
母 『笑ってる!!』 『Aのことが大好きらしい』
私『今ね、共通の友人に連絡してお墓参り行こうって話をしてる』
母『そうだね、喜ぶよ』
『Aと◯◯ちゃん(私)の事、この人守ってくれているからね!』
私『えーそうなんだ!有り難い話ですねー』
何だか、急に恐怖でこわばっていた心がポカポカしてくる。
母『Aが本当に良くしてくれたから感謝してるよって言ってた!』
『これからもバックアップしますって!』
亡くなってからずっと見守ってくれてたなんて、嘘のような話だけど
嘘とは思いたくないくらい感謝の気持ちで溢れてる。
『M君ありがとう』
夫と、合掌をしながら心の中でM君に感謝の気持ちを伝えました。
そのまた翌日、共通の友人と飲みに行くことに
6月26日(土)
昨日、お墓参りに一緒に行こうと連絡を取り合った友人と久しぶりに飲みに行くことになった夫。
私は家でお留守番をしていましたが、M君の話で盛り上がっているんだろうな〜と思いを馳せてその日は過ごしました。
次の日、夫の口から驚くべき情報が。
夫『忘れていたが、、昨日はMの誕生日だった!!』
私『え〜!? なんか・・奇跡』
一度この世に生まれて来たその日に、友人を引き合わせて自分の話で盛り上がるようにしてくれたのかもって考えただけで良い意味で本当にゾクゾクしました。
本当に信じられないような不思議な話だけど、これをキッカケに何年かぶりに友人と会えた事。
たまにはお墓参りに行かないといけないなって、改めて自分の姿勢を見直すキッカケになった事。
結果的には良いこと尽くめで、M君には感謝の気持ちでいっぱいになりました。
『本当にありがとう』
皆さんにも、どこかでいつも見守ってくれている存在があると信じています
最後までお読み頂きありがとうございました🥰