1つの目標を達成した先にあったもの
「日本代表ですって名乗りたい!なんかかっこいいよね!」
そんな単純かつ興味本位で作った目標(夢)。
なんとなくなれたらいいなと思って複数の大会に出たりしたら、即席チームで挑んだチュックボール全日本選手権で「日本代表」にまさかの選出。
【チュックボールとは】
弾力のあるネットにボールをシュートしあうゲームで、ハンドボールによく似たスポーツ。ネットからはね返ったボールを守備側がダイレクトにキャッチ。キャッチに失敗すればシュート側の得点となる。身体接触はなしで「平和的なスポーツ」と言われている。
正直すごくラッキーだった。
協会が各チーム1人は2019年6月22日、23日東アジアチュックボール選手権大会の日本代表に選出すると決めていたから、どんなに弱いチームでもその中から1人は選出される仕組みだったのだ。
やるからには本気で挑んでいた全日本選手権。
結果は惨敗。
そりゃそうだ。
今まで本気で練習して代表クラスの人だっているんだもん。
それでも「日本代表」になって本気で嬉しかった。
自分は明らかに弱いしできることも少ないけど選ばれたからには、足をひっぱりたくない、チームの力になりたいと思い練習した。
東アジア選手権の当日は不安も少なからずあったが、ワクワクの方が多かった。
しかしそのワクワクも1日目にして崩れた。
◼️現実を突きつけられる
東アジアチュックボール 選手権大会は香港・台湾・マカオ・韓国・日本の5カ国で対戦。
全4試合。総当たりで順位が決まる。
日本の成績は1勝3敗の4位。(この詳細については別の機会に書きたいと思う。)
自分が日本代表として出た試合は4試合中1試合。
(異例で韓国代表が人数少なかったため韓国代表としてもう1試合出場)
もちろん全てのゲームを勝ちにいくためにベストメンバーで挑んだ結果だ。
自分が出場した試合ではキャッチは何個かできたもののレベルは下の下。シュートは全然決まらず。そんな選手を使わないのは、当たり前だろうと誰もが納得する状況だった。
でも、それがすごく悔しかった。
こんなにも通用しないのか。
こんなにもチームに貢献できないのか。
自分にできることをやろうと一生懸命練習したつもりだったが全然だった。
日本代表は甘くない。技術やメンタルが明らかに足りなかった。
◼️決心したこと
日本代表になれたということで自分の目標は達成。
大会前は正直、嬉しさと満足感もあった。
でも、今回の大会で悔しい思いをして、もっと上手くなりたい。日本代表チームに不可欠な存在になりたい。
日本代表になるという目標を叶えた今、”日本代表チームに不可欠な選手になる”そんな新たな目標ができた。
そのために自分自身の技術を向上させること。そして東京(立川)に日本最強のチームを作ることに決めた。
その過程でチュックボールの面白さをたくさんの人に知って機会が増えたり、上を目指す最高の仲間に出会えればいいなと思う。
▪️本気で生きる
チュックボールの話をしてきたが、今大会で気づかされたことはチュックボールのことだけじゃない。
チュックボールの練習も今やってる活動も本気でやってきたのか?
自分なりに一生懸命やってきたつもりだが、まだまだ足りない。もっとできる。
自分の甘えを認識でき、これからの向き合い方が変わった。
目標(夢)が叶ったら終わりじゃない。またその先に新しい目標ができる。
本気で泣いて、本気で笑って、本気で悩んで、本気で生きていく。
そうやって何度も目標(夢)を叶えていこうと思う。