125ccのバイクで日本一周【7日目】 福島県会津若松市〜山形県米沢市
いやいや、この日は朝から幕末モード全開です。それは仕方ありません。
まずは何はともあれ「鶴ヶ城」へ向かいます。国内唯一の赤煉瓦。ああ、この美しい天守があんなにも、見るも無残な姿になってしまったのですねえ。悲しいことですね。でも、それが歴史ってヤツですよね。
城に引き続き、今度は悲劇の地「飯盛山」へ。
やっと来れた。やっとご挨拶出来た。初めまして、お疲れ様でした。
もう、白虎隊とか二本松少年隊とかね、考えるだけで涙が出るお年頃でございます。本当、お疲れさまでございました。どうか安らかにね。
飯盛山の中腹にある「さざえ堂」はですね、非常に面白かったですよ。想像以上です。当時の住職が考案したとのことだが、しかしまあ、不思議なものを造りましたねえ。ご満悦です。
さざえ堂を観た後は、いよいよ「会津藩校日新館」へ。それはもちろん行きますよね、行かざるを得ません。ならぬことはならぬものです。ああ会津藩。
どっぷり浸った2時間弱。いやいや俺浸り過ぎか? 十分浸った幕末モード、何だか寂しくなって来たよ。ありがとう会津。非常に楽しかった。ご満悦で次の目的地へ向かうことにするよ。
この日は張り切って走って米沢まで行くことに決めました。すでにホテルは予約した。県は跨ぐがとりあえず道をまっすぐ北上すれば勝手に到着出来ると思い、軽い気持ちで出発したが、ここでこの旅最初のアクシデント発生。
それは、この後もずうっと頭を悩ませられる事になる「自動車専用道路」問題だ。
125ccのバイクは高速道路だけでなく、この専用道路を走ることが出来ない。これまで道案内のナビゲーションはGoogleマップ先生にお世話になっていたが、このアプリ「自動車専用道路」を判断できないのだ。
ナビ通りに走っていたら、突然「ここから先は自動車専用道路」の標識が現れ、慌ててUターンをする事態がこの後何度も起こる事になるが、今回はその初めての出来事。
突然の標識に慌ててブレーキを踏み後戻りするが、この先の道が分からない。日が暮れ始め、気温も下がってきて焦り始める俺は、この事態を解決すべく交番に飛び込み助言を請う。
親切なおまわりさんに細く道を教えてもらい安心するが、予想以上の山道にかなり時間がかかってしまう。
辺りはすっかり日が暮れ、寒いし、雨に降られるし、真っ暗だし、人気が無いし、なんとも悲しい気持ちで走り続け、何とかホテルに到着した時は疲労と寒さでもうボロボロ。
部屋に入りベッドに倒れ込むと、すぐさまフロントに電話し連泊を告げたのであった。
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