詩 第二集 報恩歌
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投げ銭してます。投げつけてくれたら嬉しいです。笑
もしもどちらかが
死ななくてはならなくなったなら
あなたは私を殺すでしょうね
下敷きにはなってあげない
Padがあってペンシルもある
あなたにもわたしにも
神の名を知ってしまったの
ひび割れた天井
もうこの世界にはいられない
あの男性が持っていたカバンのようだわ
私だったらそんなものぶん投げてやる
そうしてから拾い集めるの
壊れたりしないもの
背筋にピンを刺さないで
金曜日 泣いた顔を終ぞ見ること叶わずに
窪んだ願いは渚に消えて
雲には晴れ間が見えるはずだよ
混ざれば消えるのは私の方
何度も放り込まれたバスケットの中
どうしても私だけは何故か入れないの
それでも温くて離れ難かった
秋の記憶
匙で与えられるしかできなくて
口から溢してばかり
名前も呼べない
痛みだけが
真実を教えてくれるわけじゃないのだから
死にたくなかった私は
どうやら死んでしまったらしい
だけど灰より生まれ来るものに
出会えるならそれで
以下投げ銭用サンキューメッセージです。
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