詩 第二十四集 愛染歌

愛着のあるモノといえば、具体的にこれ一個!ってものはないのですけれど、自分で選んだものにはすごい愛着が湧きます。初めて自分で選んだ薔薇の柄のティーカップとか。

声を発する頃には
違うものになっている
想像の余地すらないくらい
余白もムラもないくらい
塗って瞑って充して
君がいなくても笑っている僕を
どうか許して欲しい
死ななかったら 不幸にならないと
そうしないと証明にならないなんて馬鹿な話
君は信じてくれるなよ
綺麗に分かち合うことなんて
できないのをお願いだから知っていて
譲るということが負けなら負けでいいって
言えたらよかった
縁取るものに生かされるばかりでは
ここにわたしがいる事の証明にならない
理解してくれているなんて
勘違いを永遠にさせて
目隠し鬼さん どちらか
彷徨う空の手 手招きのよう
積み木が少しズレたら
引き抜いてよいしょって
知らぬ間に人差し指で押し戻すから

投げ銭してます。よかったらお願いします。以下サンクスメッセージです。

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