詩 第二十集 憤然歌

怒りの感情も愛していますし、怒らないのが美徳とされるのは疑問です。自分を守る為に使うのだって大切な事です。
けれど、自分が使い時を間違えた時の切なさは頭に残って離れません。ちゃんとコントロールすべき事です。

アタシがアタシという生き物であるために
この膜の内
何モノも侵害できない血と肉と
外から私を見せてよ
そしたら一緒に笑ってやるよ
とどのつまりとどのつまり
考え続けないものに
得られるものなどないのだと
因子のないものには書けはしない
性格は比率で
誰にどこを見せたいかで
誰にでもあって
どこにでもあるって
喉割れるまで叫んでも
血泡が迫り上がるばかりで
胸の内にある時だけは許してあげる
粉屑にしたってより戻る
磁石に残った砂鉄みたいに
くっついて離れない
我慢したから
もういいでしょって
腹をナイフで捌いて見せたって
汚い塊が晒されただけ
発した美辞に麗句
届いた後のあの間が嫌い
せめて壊して
この先なんにも言えなくなるくらい
誰かの為にふるえたらって思ってた事すら
嘘だったのかって思うほど
がなりたてる心臓

投げ銭をしています。良かったら!以下サンクスメッセージ。

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