詩 第二十八集 悄然歌
暗いのと元気がないのって違う気がします。暗く見えてもその人の普通だったりするし。
未来を思って寂しくなるのは憂鬱で
過去を思って寂しくなるのは郷愁で
戻ってしまったのはいつの日なのか
生まれ戻った私は
確かにこの日を知っている
熱いものは失われていくもの
熱いものは奪われていくもの
熱いものは現象
熱は起こすもの
冷たいものは留まるもの
冷たいものは奪うもの
冷たいものは本質
冷は横たわるもの
お腹マクラ 吸って暴いて ワタの中
蓋すれば消えちゃうような
そんな程度のもの
それでも蓋したことは忘れられない
胸の内 遠い声を聞く
遺してやったと
奪ったイシで両手いっぱいにして言うの
濃くも薄くもない灰の色
明も暗も染まりきらない中の色
私が私として生まれたこと
あなたが私より不幸であること
そしてそれを愛しているということ
どちらかが先
一緒なんてない
その数ミリのズレを慈しむことができたなら
投げ銭をやっております!よければ〜!以下サンクスメッセージです☺︎
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