詩 第十五集 憂憤歌
憂憤みたいな、二つの感情が混ざった語句は好きです。感情の爆発というところで似ているけれど、対極にあるような気持ちなので、どっちつかずで真ん中にいるようなのが好きです。
投げ銭設置しております。よかったら。
あっていいのだよ
あるくらいならいいのだよ
抱きながら共にあるのは
誤魔化しじゃなくて
自分より大きな自由が
憎くて羨ましいのだと
無知だった頃とデジャヴ
でもきっと今ここにある痛みとは別のもの
一瞬しか分かち合えないような
奇跡が欲しかったわけじゃない
彼女が持ってるものも彼が持ってるものも
初めから私は持ってないってこと
正しさなんて誰も保証してくれない
そこにあるのが全て
無数の正しさ
誰のためにもなれない羅列
繋がってこことここ
見つかって君に
葦は金属片に成り果てたのであった
肩口を指先で圧すんじゃなくて
背中を掌で押してね そっと
立ってるところ見てる場所
ガタガタの視差
なんでもいいけどなんでもよくなくて
累積した過去と其々の未来を想うこと
ただ共に今を生きるということ
投げ銭しおります。以下サンキューメッセージ。
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