詩 第三十集 悔恨歌

何をしても何某かの後悔はするタイプですし、過去の話をするのも好きですが、過去形のもしもの話は好みません。

悔いがあるとすれば
今日の日のために
忘れずにいたらよかった
私が幸せになるのが怖い?
温度を伝える力のないこと
言わなければ越えられないということ
6が欠けたから9で補った
軽やかに舞う蝶のさま
蛹の中に溶けた夢は腹の中
ため息が出ないのを恐れた
喪失を 忘却を 幸せとしたくなかった
あたしの血も赤いのだと
貴女に教えてあげたい
望まれる私になりたくない
と言う私を望み求められたい
伝える気持ちを抜いてしまえば
冷たささえない ただ温度なき活字たち


投げ銭をやっておりますのでよろしくお願いします!以下サンクスメッセージです!

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