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詩 第三十三集 恥辱歌

恥ずかしいという感情とは一生闘わねばならんと思っています。

何でもあって何もないのが恥ずかしい
ただ核たるものは他に混じり気何もない
私であること
打ちっぱなしの心では
冷たささえ伝えてあげられない
敷かれたレールなんて裸足で蹴っ飛ばして
あなたの頭はご丁寧に箱に詰めて
世界は変えていくもの
生まれた罪を贖うために
禁断を口にできないなんて
その穴は何のためにあるの
啄まれても溢れる泉は
どんなに嫌ってもどんなに象っても
どんなに好いてもどんなに逆らっても
誰も誰にもなれない
心に残るのはちっぽけな傷跡
聴こえて息が詰まったのは
枝木を伸ばせない低木の悲哀
湿った布の下で芽吹きの時を待っている
引っ掛かるのはご自由に
暗闇ならばただ根を張ることだけ
泥に隠された真実を引っ張ってきて
キャンキャンと生を吠える
正しくあるために補完するために
他に犠牲を強いるなんて赤面必死
何度でも壊して創って
必ず死ぬとしても助かりたいと叫べ
氷上に転がされて池の端
今度はスケート靴で転べば
笑ってくれる?
あやふやな気持ちは揉まれて触れるたびに
綺麗な四辺形になっていく
望むのはあなたの心に隙なく嵌る1pixel

投げ銭やってるのでよかったらお願いします。以下、サンクスメッセージです。

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