真夜中の大きなかぶ
「うんとこしょ、どっこいしょ」
まだまだかぶは抜けません。
時間は0時。
懐かしの童話をこの時間に再現しようとは
誰が思っていただろうか。
8月に1歳になった息子は
「あーーー!」か「ママァ」しか
口に出せない成長ぶりだが、
娘を育てた時よりも動きが活発で筋力が多い。
そしてとても元気である。
お昼寝はしても、夜寝静まるまでが長い。
4人で寝るためにくっつけた
ダブルベッドとシングルベッドの端には
息子が転落しないように
ベッドガードをつけているが起きていると
そこをよじ登ろうとするのだ。
しかもかなり握力が強い。
抱っこしようとてお尻を持ち上げるだけになり
そこを離れない息子を握手会の剥がしのごとく
引っ剥がすのが夫の役割となった。
寝れず30分と続くそれは大きなかぶのようで
「うんとこしょ、どっこいしょ」と
口にしたのがまずかったか
『へっへっへ笑』と楽しそうに味をしめた息子。
この戦いはいつ終わるのか。
母ちゃんは寝たいぞ。
この話とは離れるが
娘が最近「うんとこしょ、どっこいしょ」
とは言えず、
『うんことしょー、どっこいしょ』と
言い間違えてることをここに残しておく。