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「絶食療法の科学」について

 「絶食療法の科学」はフランスで2011年に制作された後、NHKの「BS世界のドキュメンタリー」で2012年4月26日に放送されたものです。原題は「Science of Fasting」です。Youtubeで視聴可能になっていた(おそらく違法)時期もありますが、2022年8月現在アクセスできない状態にありますので、番組を観ながら取っていたメモをもとに、その内容を紹介します。

 なお、NHKのサイトの中に1ページ分の紹介があります。そこに番組の概要について記載されていますので、引用します。

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 バイカル湖畔にあるロシア・ゴリアチンスク病院では、50年前から絶食療法を実施している。アレルギーやぜん息などの患者に対し医師が説明を行ってから、10日から3週間にわたって絶食を行う。期間中、口にするのは水だけ。三日ほどで空腹感は無くなるが、頭痛や倦怠感が生じるため、医師が検査を行い、場合によっては絶食を中断する。
 絶食療法は1950年代モスクワで精神病患者の治療として取り入れられた。その過程で高血圧や内臓疾患にも効果があることが判明。1970年代に大規模な研究が進み、絶食で体にストレスが加わることで、人間本来の抵抗力や治癒力が高まることが分かってきた。その後、ぜん息治療でも絶食が活用され効果を上げている。ロシアでは絶食療法が医療の一部として認知されているという。
 また、ドイツでは国民の2割が絶食療法を経験している。各地の病院では医師の監督のもと3週間程度の絶食治療コースを提供。肝臓の肥大や機能低下が回復した例などが多数、報告されている。
 ロシア、ドイツ、フランス、アメリカでの“絶食の科学”の最新研究を追う。
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