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フランス
絶食の危険性に関する研究がル・マオらによってなされている。
皇帝ペンギンは、氷の上で4か月絶食して抱卵する。この間に、タンパク質が50%を下回ると生命にかかわることになる。皇帝ペンギンのタンパク量を脂肪等とともに計測したところ、絶食中にタンパク質の量が減ってくると、脂肪がエネルギー源として用いられるようになって、タンパク質を節約する仕組みが働いていることが確認された。ラットに食餌を与えないで変化を見ても、同様の結果が得られた。
飢餓を生き延びる仕組みは共通であり、条件を守って絶食を行えば危険はないとの結論に至っている。哺乳動物は飢餓が基本であり、飽食がむしろ異常なのである。