死ぬには遅すぎた
今まで、希死願望苛まれることは少なくなかった。
幼少期、父親の理由のない暴力が原因で死にたかった。
青年期、理由のない未来への絶望的観測で死にたかった。
現在、生きる理由がなくて死ねたらいいなと思っていた。
けれと、ザ・クロマニヨンズ甲本ヒロトさんと松嶋豊さんとのラジオで「too late to die」という曲を作ったことがあると甲本ヒロトさんが仰っていた。これは死ぬには遅すぎたという意味だ。
僕は、今まで沢山の死ぬタイミングを逃してきた。
そんな沢山を、超えていく中で悲しませたくない恋人や友人が少しずつ出来てきた。
死ねない理由が着実に増えて行ったのだ。
希死願望とは、これからも格闘していくようだが死ねない理由が増えていけばこの戦いも理由を再確認するための手段となるだろう。
だから、僕は死ぬには遅すぎたと思っている。