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ワンハンドテイクアウト

なんの番組を見たのか分かりませんが、「◯◯の期間中は、ワンハンドで食べれる、サンドウィッチなど、さまざまなワンハンド料理が選ばれる。」

とあるテレビ番組で、特集されていたようです。

そういう雑なガセネタはやめてほしいです。

そして、そんなはずはないので、飲食店の皆さん安心してください。

ただ、ワンハンドは食べやすいです。
食べやすいように工夫するのは良いことだと思います。

テレビ番組から、私も多々取材を受けます。
各番組、色々と思惑があるでしょうが、そんな雑な情報で飲食店を右往左往させないでほしいです。

どうせ、ワンハンドをコンセプトに、こんなお店がこうしている。とか何店舗か取り組み事例でも出したのでしょう。

でも、本当にワンハンドが蔓延している、常識化している場合は、テレビ局も、「消費者の声」を取り上げるはずです。

消費者を取り上げない場合は、飲食業も、このオリンピックのテレビ時代にこんな工夫をしているよという一例を出しているだけですので、気にしないでください。

そして、ワンハンドという部分で、お話しすると、
お花見や、花火などの、外での飲食を誘引するテイクアウトの場合は、ワンハンドで持てて、ワンハンドで食べやすく、汁やタレが飛び散らない方法を工夫しましょう。

家で食べてもらうのを想定する場合は、あたためやすい工夫が出来ていればそれでいいです。

ワンハンド、ワンハンド、食べやすさ、食べやすさは、すでに考えてきていることだと思うので、

そんな部分は今更考えずに、

味と、美味しさと、冷めても美味しいという部分を極めましょう。

温められても、結局さめます。

それでも美味しいように工夫しましょう。

先日、ある企業から、冷やし焼き鳥を出しました。
テイクアウトですが、そのカップの下にドライアイスを仕掛けて、ドライアイスのモクモクを演出として使いました。

案の定、インスタ映えと、涼しげな空気と、周りからの「どこで買ったのー?」の声が飛び交いました。

まあドライアイスを演出として使う場合は、このようにしなさいの勉強会もちゃんとやった上での仕掛けですが、まあ成功と言えるでしょう。

冷やしたこ焼きに関しても、同様の演出をしました。

私がドライアイスを使う際は、冷えてるうちに食べてねというメッセージです。

食べてほしい温度があるのであれば、その温度のうちに食べてもらえる演出を考えましょう。

そして、大抵のテイクアウト商品は、冷めている状態での食事となります。

この際は、私がカラオケボックス業態に指導しているように、冷めても食べやすいように工夫する必要があります。

冷めないうちに食べてほしい。という演出も必要ですが、結局冷めて食べるのであれば、冷めても美味しいようにしないといけません。

野尻は、結構試食会に呼ばれます。
辛口なので!そしてまともなことをいいます。
そして、必要なアドバイスをちゃんとします。

作って、テイクアウト商品の状態にし、30分経った後、近くの公園のベンチで、風が吹く中で、試食会しましょう。

まとまると、
テイクアウトに最大に必要なのは、

① 冷めても美味しいこと
② 食べやすいこと
③ 周りから、うらやましがられること

ワンハンドは一度忘れてください。

夏休み期間中より、夏後の方が長いですよ。

冷めても美味しいのであれば、プラスアルファとして、ワンハンドにトライしましょう。

ワンハンドよりもまず先に、やらないといけないことがあります。

冷めても美味しいテイクアウトで、周りの方から、「それどこで買ったの?教えて?」という会話があちらこちらで聞かれてから、ワンハンドです。

順番を間違えるとお客様は定着しません。

その場その場の努力をし、情報に振り回されたら嫌ですよね?

将来的にチカラとなる努力から先にしましょう。

ご自分の職業におきかえて考えてみてください。


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