うつ病の発症リスク5倍 SITH-1遺伝子の影響を明らかに

東京慈恵会医科大学の研究チームが、うつ病になりやすい体質が遺伝するメカニズムを世界で初めて解明しました。

以下がプレスリリースの要約です。

  • うつ病になりやすい人とそうでない人の違いは、ヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)の特定の遺伝子、SITH-1が関係している。

  • HHV-6のSITH-1遺伝子には、うつ病を引き起こしやすいタイプと起こしにくいタイプがあり、この遺伝子の違いがうつ病の発症に大きく関わっている。

  • うつ病を引き起こしやすいSITH-1遺伝子を持つ人は、持っていない人より約5倍うつ病になりやすいことが分かった。

  • この発見は、うつ病の遺伝メカニズムに新たな光を当て、将来的にはうつ病の予防や治療法の開発につながる可能性がある。

つまり、今回の発表によれば、うつ病は、けっして心の弱さが原因ではなく、主な原因は、ウイルスだったのです。

小ネタ:ちなみに「SITH」は、『スターウォーズ』のシスの暗黒卿の「シス」(Dark Lord of the Sith)から名付けられています。シスの暗黒卿とは、ダースベイダーですね。
詳しくは、『疲労とはなにか すべてはウイルスが知っていた』を。

詳しくは以下のサイトや本を


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?