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「じぶんのため?」心の仕事を目指す人が知っておくべき心の構え
心の仕事につきたいよくある動機
カウンセラー、公認心理士、精神科医、精神保健福祉士など
いわゆる「心の仕事」を目指す人のよくある動機は次です。
小中学校でいじめに遭っていた
いじめに遭っていた友達を助けられなかった
家族がメンタルのことで苦労してその時に何もしてあげられなかった
自身が深刻な悩みは傷つきを抱えていた
こうした動機を持つ人の中には、
他人ではなく「自分」を救おうとしてしまう人がいるといいます。
>「なんかわかるかもしれない。投影みたいな話だね」
自分を救おうとするとどうなるかというと
医療心理や福祉のような対人援助の仕事のために
必要なルールが守れなくなってしまったり
印象の現場でトラブルを引き起こしてしまうことになるのです。
>「なんでルールを無視するの?」
だれもが自分が一番かわいいですし、自分に甘いですよね。
「自分」のためだったらルールは二の次ということです。
もちろん
「自分自身が悩みを抱えていた」とか
「周りがメンタルで苦労した」などの動機自体が
ダメというわけではないですよ。
むしろ普通のことです。
その証拠に心理系の学校のパンフレットには
在校生や卒業生のコメントとして紹介されているのが
まさにこうしたものだからです。
大事なのは、知っておくことです。
よくある動機が、気をつけていないと
「かつての自分を救う」という
構えになってしまうおそれがあるということを。
傷ついた自分だからこそ他者を救える?
>「でも、傷ついた自分だからこそ同じ傷を抱えた他人を救うことができそうな気もするけど」
仮にあったとしても、
そこには一つの危険があります。
カウンセリングなどの
心の仕事のゴールは何でしょう?
それは、患者さんやクライエントが来なくなることです。
どこかで関係は終わります。
ですが、中にはうまくいった関係を失うことに
強い不安を感じてしまい
何とか関係を続けようとして、
不適切な関係をつくってしまうことがあるのです。
そしてこういうことは少なくないそうです。
>「わかる気がするけど、なんかミイラ取りがミイラになったようで切ないな。気を付けないといけないね」
今回は、心の仕事を目指すのにあたって知っておくべき注意点につい『「心」のお仕事』の中から紹介しました。
心の仕事を目指す人は、
「なぜ自分は目指したいのか」本書を読みながらあらためて考えてみるとよいかもしれません。
まだまだ書き足りないことがあるので
できまた次回紹介します。