【レビュー】あやかし蝶と消えた初恋【海野幸先生】
大の昆虫好きである大学生の朝陽は好きなものに熱中しすぎてしまい、周囲の人間に敬遠されがち。高校の時独りぼっちだった自分を救ってくれた国吉に、予てから思いを寄せているが、彼は天然の人たらしで…。
国吉の周りには常に人に大勢の友人が。聞き上手で人当たりのいい国吉に朝陽は意を決して告白しても、「知ってる」と笑顔で返されてしまう。
もうこの恋を諦めるべきかと悩む中、国吉の実家の神社で“人の心を食う"という美しい蝶に出会い、いっそこの気持ちを食べてくれたら…と願うと忽ち国吉への気持ちが