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hIEについての会話

あるアニメのワンシーンが気になったので・・・メモをしておきます。
※一部、名称・呼称を差し替えています。

k: kです。wさんのこと、メディアで拝見しています。

w: 君が私をwと思ったのは、何故だろうかね。

k:・・・

w: 私は人間ではなく、形が同じだけのモノかも知れない。例えば、本人に似せたロボットのように。

k: ロボットを実在する人間に故意に似せることは禁じられています。

w: 禁じられているだけで作れないのではない。そうしたモノの上に人格がのっているように見える。私とモノとは見分けはつかない。

k: 人間の表情から反応を返すだけのロボットだって人格があるように錯覚させます。そんなものは、あると思う場所にある幻ですよ。

w: 幻か・・・。幻だから何処にでも発生する。あるモノが人間的であるかは人間だからね。

k: 形から勝手に人格を想像できてしまうこと自体、判定の曖昧さから発生するエラーですよ。そのせいで人間は人間に似ているだけのモノに感情移入したり、人間相手にするように感情を向けたりもできる。

w: ならば君は、私が本物のwだとどうやって判定するのかな。

k: 俺はsさんにwさんに紹介したいからと言われここに連れて来られた。今のところそれを疑う理由はありません。そしてwさんには俺の前に現れる理由がある。Lさん、そしてAくん。

w: 状況を分析したうえでの理性的な判断か。人間は、あるモノが人間かどうか判定して選り分ける権利を、決して手放してはならない。良かったよ、君のセンスは我々に近い。

BEATLESS
#6 Higgins village

数年後、一般的にも議論されそうな内容でしたので・・・。既に、一部ではこうした議論はされていると・・・思いますが。

そんな余談でした。