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スクールでのお勉強

放課後学習で、次世代まちづくりスールに参加した話は以前書きました。

連さんの授業

連さんの授業は、全5回で、とにかく毎回楽しかったです。大学の授業ではなく、比較的緩い集まりのような感覚。主体的に授業を受けにきている人しかいないので、基本的には参加者のモチベーションが高い傾向にあると思います。(いわゆる、ビジネススクールのような空間だと、もっと緊張感はあるのだと思いますが、、)
自分のような建築の専門家がいれば、不動産業をやられていて、連さんの実践で培った経験に期待されている方から、もう少し漠然と学ぼうとされている方まで、この多様な感じはとてもよかったです。

そもそものきっかけ

私が連さんを知ったのは、「#新しい不動産業研究所」という媒体で、何かのイベントにZOOMで参加した時に、たまたま見かけた、というきっかけだった気がする。印象的だったのは、「まちづくり という言葉は自分では使わないようにしている」というお話で、言葉をすごく大切にされている方だと理解ができたし、その感覚はすごく実直でとても親近感が持てたからでした。次世代まちづくりスクールに参加しようと思ったのも、連さんへの関心があったからに違いはありません。

概要

連さんの授業のネタバレにならないように、あくまで簡単に概要だけ振り返ります。全6回の構成になっていて、
第1回 オリエンテーション
第2回 「最小限リノベ」
第3回 「用変リノベ」
第4回 「解放系リノベ」
第5回 「参加型リノベ」
第6回 「連鎖系リノベ」
連さんご自身は、「モクチンレシピ」という賃貸オーナー向けのサービスをウェブ上で手掛けていて、最小限のリノベはお手の物。自身の経験で、ビジネスの場で小さいリノベ向けのレシピを一般に提供しながら少しづつ実作の幅を広げている経験そのものが、授業になっている構成。

参考事例としてあがった例

https://www.pref.osaka.lg.jp/attach/19794/00000000/conversion_guid.pdf

公益財団法人大阪府建築士会による、コンバージョンによる住宅の利活用を目的としたガイドブック作成の事業。あらかたの項目が網羅されている。

https://www.amazon.co.jp/プロが読み解く-増改築の法規入門-増補改訂版-日経アーキテクチュア-ビューローベリタスジャパン/dp/4296104438

網羅的にまとまった書籍。電子版もあり。

用途変更によって内装制限がかかるため、耐震補強をガラスでおこなっている。

アトリウムがまちに開かれている。

無垢の鉄骨柱による補強がポイント。

1階がまちに開かれている。

R不動産によるプロジェクト。フリーウォールをDIY可能とし、原状回復なしのルールで生活ができるように工夫。

仕事だけではなく住まいのサポートを。公営住宅の空き室を活用した全国初の“住宅つき”就職支援プロジェクト。

H and A apartment。地域を巻き込むオープンスペース。

https://www.head-sos.jp/file/diy_guideline_v1.1.pdf

賃貸DIYについて網羅的にまとまったサイト。

(仮称)牧山テラスで実現してみたいこと

ここまで授業を受けてみて、同じようなリノベ系の事例は目にしたことがあっても、時系列や意味ごとにまとめてあるものを見たことがなく、小さいものから少しずつ大きな事例を紹介してもらい、心が躍る。
できるかどうかを置いておいて、当時整理してみたことは下記の通りです。

・住む人・使う人にとってより良い暮らしを
・地方の若年層に対してより良いサービスを東京から届けたい
・2ヶ月に一度程度福岡に帰省してイベントを開催 居住者と交流し暮らしの価値向上を図りたい
・小さい住まいの場をより良くすることでまちを良くしていく
・建築を価値判断で仕分けするのではなく、人々が生活を生きられた所在として見直していく中に、次の新たな生活が重層していく そのような仕組みを作ること
・新しい住み手が自ら生活を切り拓いていく、その行為をそこに以前あった生活の器の型取りが見守りながら、旧住み手の行き方が現れ出るようなこと

連鎖系リノベ

この先のことは、今回の(仮称)牧山テラス単独では実現できそうにはない。ただし、その先まで見据えて同じような視座で取り組むことは重要なエッセンスになる内容。いくつか実際に目にして学ばせていただいたので、この事例はまた別途記載することにします。

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