相続人間の合意
祖母の葬式にて
2022年10月に母方の祖母が亡くなりました。2020年に父方の祖母が、2021年に母方の祖父が、亡くなった後で、三年続けてのことでした。3人とも、認知症で施設に入っていて、年齢も90歳を超えており、親族全体が覚悟はできている状態であったように思っています。
別で記載の通り、母方の祖父母は晩年で母が住む自宅の隣に家を構えていたことがあり、(仮称)牧山テラスは長らく使われていない状況が続いていました。そうしたこともあり、(仮称)牧山テラスをどうするのかが、ぼんやり頭の中にありました。そしておそらく、親族の誰もが同じようにぼんやりと頭の中にあったことのように思います。
親族が揃ったので
お通夜の時に、親族がたまたま揃っていたので、岩井さんからご提案いただいた資料をiPadに入れておき、北九州の家に何らか手を加えて、賃貸事業のようなことを考えていることを、おじさんやおばさんにお話ししました。
先に記載した通り、この家は母方の家であり、私は母の子供であることから、直接には相続人ではありません。この段階で相続人は母を含め三名いるわけですが、それらの合意無くしては、ことは始まらないためです。
「建物の下調べ」で記載した通り、この土地は山の上にあり、接道が悪く崖を抱える立地でもあることから、解体するにしても難儀する土地であることは大人であればわかります。新築を計画しようにも難しそうであることは、素人でもなんとなく想像はつく立地です。だからこそ、管理するにもそれなりにお金が必要になる立地であります。
とはいえ、育った家に特別の感情があったり、相続対象の建物に対してそれぞれがどう考えるかは全く別物です。一般的に考えれば、残された兄弟のみで粛々と打ち合わせが行われ、処分ないしはそのまま放置されるのが考えられる選択肢だったことでしょう。
コンセプトシートでプレゼン
岩井さんからいただいた初期案にて、私から親族に説明を行いました。私自身が心踊ったように、親族の反応は、「ここがこんな感じに生まれ変わるの」というものでした。祖父母が親族から慕われていたことは言うまでもなく、母たちだけでなく、孫までを含め、全ての親族がそれぞれの人生の中で大切な時期を過ごした北九州の家。みんなにとって、実家のような存在であったことがわかり、安心しました。
まだこの段階では工事費や資金面での調整など課題は山積みで、100%実現するとはいえない状態ではありました。でも、この北九州の家を母ないしは私が相続・所有し、何か事業のようなことを行うことについて、反対者はおらず。今後は相続についての具体的な手続きに入ることまで、確定しました。
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