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不動産の下調べ

全体像の把握

まず初めに、立地環境から整理する。北九州市戸畑区。北九州といえば、四大工業地帯の一つであり、八幡製鐵所を中心に、戦後の経済成長の中で都市としてスプロールしたエリアです。自分の祖父は、まさに八幡製鐵所の職員であり、出稼ぎに北九州に来たとは聞いたことがあった。急速に都市が発達する中で、人が住むための住宅が急速に開発された。ほとんどが戸建てで、山の上まで所狭しと戸建が建っている。平野部があまりないためか、そのような建て方は比較的普通で、界隈には似たような山の上にある住宅地が数多くある。

斜面に沿って段々状に積み上がる住宅地
階段で登る箇所も多い

公的書類での不動産調査

実家の築年数や土地や建物の権利関係は、正しい情報を親族から聞くことはほとんどないと思います。自分の場合も、職業上は不動産を取り扱いつつ、母の実家について気にしたことがありませんでした。というわけで、帰省のついでに、法務局に立ち寄り公図と謄本を取得しました。
一般には馴染みがないかもですが、不動産の登記の世界の地図のようなもので、「公図」というものがあります。どの土地にも、一般的に使われる住居表示とは違う、登記の中の「地番」が割り振られていて、土地と建物と両方登記簿に登録されています。所有権の情報や、所有権以外の権利の情報など、不動産の情報が記載されていて、各自治体の法務局で誰でも取得できます。
北九州市の場合はホームページで確認できます。電話でいわゆる住居表示をお知らせして地番を確認できるので、事前に確認しておくとロスがなく取得できると思います。
また、計画地が接する道路の謄本や、念のため近隣の所有者の確認を行いたい場合も、一緒に取得すると手戻りがないと思います。


調査の結果

おおよそ予想がついてはいましたが、前面道路は公道ではなく私道で、13世帯の共有であることがわかりました。土地と建物は祖父と祖父母の共有持分で、少しややこしいことに私道の持分について曽祖父から祖父母に相続されていないことが発覚。。
道路のことと、相続登記のことを追加で調査をする必要がありそうです。

FromFactory KITAKYUSHU - 住むこともできるシェア工房

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