子育ての結果はいつ?
こんにちは!あのねです⭐︎
現役塾経営者、兼講師です。
今日こんなことがありました。
私の教室では必ず生徒さん一人一人に、
家での課題があるのですが、
実はこの課題を全てこなすことが大事ではなく(いや、大事ですよ😅👍)、
子ども達が課題を終えられなかった時に、私に対してどのように説明するかを
重視しています。
なぜなら、この子ども達がやるべきことを出来、また出来なかったことを認め、できる努力ができる子達に育って欲しいからです。
中には、
終わっていないのに平気で提出したりして、
後ほどバレてしまうの子もいるのですが、
保護者の方々にも説明し、
多くの子ども達がきちんと説明できるようになってきました。
最近入会してきた小3のS君、
実際より少ない課題を何も言わずに提出し、後ほど私から呼び出されました。
もう、この世の最後のような顔をして、
頭を抱えて泣いています。
まず私はこう言います。
「あっちで泣いて、泣き止んだら来てね」
きっとこのような修羅場は初めてなのでしょう。
泣いています。
でも泣いても状況は変わらないことを教えます。
全部終わらなかったら、「終わらなかったです」と説明してくれればいいじゃない?
どうして説明できないの?
と。
彼はこれまで、家族の誰からもこのような注意を受けてきたことがなかったようです。
以前から、S君の課題の提出状況は気になっていましたが、
「減らすこともできるから、多かったら言ってね」
「出来なかったら黙っていないで、先生にお話してね」
と伝えていた末の出来事です。
同じ頃、お母さんにこの状況を話すと、S君は家では、お母さんが聞くことに対して何でも「わからない」(問題がわからないのではなく、課題が終わっているのかどうかわからないという意味。要するにごまかしている)の一言で済ませていたようで、
お母さんもおかしいな、と思うことがあっても、本人がわからないのならば、とそのままやり過ごしていたようです。
ここの教室ではそれは通用しないこと。
それでは『お互いの信頼感』が生まれないこと。
私はあなたを信じたいし、味方でいたいよ、と伝えました。
30分ほどどちらも譲らず、時間ばかりが過ぎましたが、私が何人もの他の生徒さんの相手をしていましたら、S君が私の腕をつついてきました。
私: ん?ん?どうしたの?
S君: あのね、途中までやったの。でも終わら…なかったの(涙)
私: えらいね!よく言えたね😊
言えたことがえらいんだよ!
できなくてもいいの。言えることが大事なの。これからは言えるかな?
S君: うん。
多分、まだS君は言えないと思います。
そんなに自分の非を認めるのは簡単なことでは無いし、
自分の落ち度を他人に話すのは、大人でも簡単ではありません。
でもね、信頼感の育み方を学ばせるために、何度も何度も同じやり取りをしよう思います。
なぜなら、子育ての結果はずっと先なのですから。
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