バセドウ病2ф…4放射線治療〈本番〉
2019年9月
いよいよ、放射線治療の当日が来た。
内心…
「1週間、ヨード制限食を神経質になりながら頑張ったから、ちゃんと成功してね」
「朝が早すぎるー、眠いー。」
「間に3時間くらい自由時間があると事前調査で知ったから、行きたい所へ行ってこようっと♪」
だった。
半分寝ながら受付を済ませて、採血をした。
その後は寝ながら所定の待合い室で待った。
とにかく眠たかった。
そして何かよく分からない検査みたいなものをした(半分寝ていた)。
甲状腺の内部がどうなっているかの検査だろうか、、。
眠過ぎてぼーっとしていて、全然話が入ってこない、、。
そしてRI(放射性ヨウ素)内服の時が来た。
尿検査の小窓みたいな所から、2つの紙コップが渡された。
中身を見ると水の入った紙コップと、緑と白のカプセルが入った紙コップだった。
それを飲み込む。
放射線治療って聞くと、放射線という言葉のせいか、外から当てて治療するするものだと思い浮かべるだろう。
んーん。
内服して、放射線ヨードを甲状腺に取り入れて長い月日をかけて破壊していくのである。
ただ、こんな小さいカプセルで98gある甲状腺がどこまで縮むのだろうか。
ちょっと眠いながらウキウキした。
数ヶ月後に甲状腺機能低下症が襲ってくるというのに…
そして、
「今から3時間、自由に行動してもらっていいので、時間になったら院内に戻って来て下さい。そこからまた指示を出します」
と、、、。
ついに自由時間。
「神戸海洋博物館」へ。
お腹は空いていたが、我慢して向かった。
結果、休館日…。
「放射線治療、月曜日だから開けてよ」
と思った。ちょっと楽しみにしていたのに…と。
暑い中、3時間どうしようかな…。
残り時間が少なくなってきたので、umieというショッピングセンターでウロウロして時間を潰した。
ついに、時間が来て病院へ急いで戻るも、暑さ、体力、眠気が限界だった。
待合室で待っていると呼ばれて、3時間後のRI値測定に入る。
金属を喉に当てて何かしているような検査と、
(喉が冷たい、、そして眠たい…)
ドラム缶に入っての何かの検査。
(10分位かな、、途中で寝た。)
終わった後に起こされたのを覚えている。
ちゃんと甲状腺に吸収されているかの測定だろうか?
「しっかり吸収されているね」
という言葉が聞こえてきた気がするから。
(眠たすぎてほぼ寝ていた)
ほとんど記憶が飛んでいます。
本気で眠たかったので。
終始眠たいまま、放射線治療が終わった。
そして、先生から放射線治療を行ったので、2週間はとあるA4用紙を携帯しておくよう渡された。
百貨店だかショッピングモールだか何だか忘れたが、いい所のトイレ等の火災報知器が鳴る可能性があるらしい…。
「これがあれば、もし火災報知器を鳴らしてもあなた、犯罪者にならないからね」
と言われた。
「そしてトイレは2回流す。お風呂も最後ね」
と、言われた。
そして寝ながら無事に帰宅した。
「これでやっと楽になれるんだ」
と思いながら…