松ぼっくりをスイーツに!?
今年は、早い早い梅雨入りでしたが、梅雨の中休みで気温はそれなりに高くなっていますが、5月のような清々しい感じの日々になっています。
毎月お読みいただきありがとうございます。元ボーイング737メカニック・天草の柑橘生産者・ADDress家守の筒井洋充です。
カバー写真、なんだかわかりますでしょうか?
まだまだ若い松ぼっくりです。松の木の下に落ちている松ぼっくりとは随分違いますね。今日はそんな若い松ぼっくりを使った食をご紹介します。
出会い
若い松ぼっくりを食べる?ということとの出会いは、昨年2020年の5月です。
そう、最初の非常事態宣言下でした。知り合いのライターがFacebookにアップしていたものが目に止まりました。
また面白いことをやっている・・・
すぐに真似をして、学校にもいけず家でくすぶっている子供と一緒に挑戦でした。
ネットで作り方を調べてみると結構あるもんで、いくつかの作り方を参考にしてみました。
そして2021年、今年もまた松ぼっくりの季節がやってきました。
まずは家の庭にある松の木から松ぼっくりを収穫?。
収穫は決して素手でやらない方がいいです。手についた松ヤニは手強いですよ。
そもそも松ぼっくりは食べられる?
皆さんも松の実は食べたことはあるのではないでしょうか。
でも、松ぼっくりをまんまとは・・・
ロシア北部シベリアなどでは立派な松林が広がっていて、地元の人々は厳しい自然が与えてくれる恵みとして活用してきているそうです。松の芽と精油は気管支炎の治療に、針葉はビタミンC源に、ヤニはスキンクリームの代用品として使われているそうです。
そして松ぼっくりは、さまざまな料理の材料にも使われるています。ロシアでの食用は5月から6月にかけて、その他の国ではもう少し早い時期に採れる緑色をした若い松ぼっくりが適しているそうです。
◇松ぼっくりのヴァレーニエ(ジャム)
松ぼっくりを煮こぼしてアク抜きし、さらに砂糖と一緒に煮込むものです。
◇松ぼっくりハチミツ
松ぼっくりと砂糖漬けにして出てきた汁を利用します。
ハチミツというか、梅シロップを作る感じですね。
◇松ぼっくり酒
お酒に松ぼっくり浸けておきます。2週間ほどでいいそうです。
やはりお酒はウォッカでしょうか?
ルゲイ・キセリョフ撮影/モスクワ通信
このロシアでの話は、RUSSIA BEYOND を参考にさせていただきました。
Pinecorn Syrupを作ろう
ネットで検索するのは、「松ぼっくりジャム」がいいかもしれませんが、私がみた感じ、食べた感じではジャムというよりシロップの方がしっくりきます。
ネット販売しているもののラベルも「Pinecorn Syrup(英語表記の商品の場合)」となっています。
それでは作っていきます。収穫した松ぼっくりを洗います。
といっても松ヤニがついているのでさっと水洗いして、一度煮こぼします。
そして鍋に戻し、水:松ぼっくり:砂糖=1:1:1で煮ます。
ネットでは砂糖が1より多いものもありますが、水分の飛ばし方次第かと思い全て同量にしました。
1時間ほど煮込むと松ぼっくりが開いた感じなり、シロップは赤っぽくなります。
粘度を確認しつつ、頃合い(感で)を見計らって火を止めます。
あら熱が取れたら瓶に移します。
さてお味は?
若干酸味も感じますが、独特の風味があります。表現できません!
でも、私は嫌いではないです。
まずは、シロップを炭酸で割って松ぼっくりソーダにしてみました。(写真はビールではないですよ)
好きです!
ビールにも合いそうですよ。これからの季節さっぱりとして清々しい、いいかもしれません。
他にもメイプルシロップのようにホットケーキにかけたり、クッキーの生地に混ぜたりとやはりお菓子に合うようですね。
ご興味ある方は、自家製にチャレンジ、もしく通販サイトで探してみてください。
⚠️ロシアなどの松は、日本の松とは種類が異なり松ぼっくりも小さいようです。2年連続で食していますが特に問題ないものの、日本の松で作る場合はご自身の責任でお願いします。
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