風呂夢彼方

ごめんなさい。ありがとう。さようなら。こんにちわ。映画業界のはしの方からずっと。フロム彼方。

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最近の記事

まさに"さようならすべての"エヴァンゲリオン。

「新世紀エヴァンゲリオン」を最初に観たのは諸事情あって友達の家に居候してた大学生1年生の時、最初のTVシリーズだ。最終回まで刺激が強すぎて昭和のガンダム育ちの脳みそが更新されまくりどハマりして関連書籍を片っ端から買い込み劇場版も徹夜してエヴァきっかけで久々に集まった同級生たちと渋谷パンテオンに並んだ。(骨折した綾波レイのコスプレの子たちがちらほらいた。)…その色濃い、熱狂した記憶よ。 その後劇場版のタームと深遠になってゆく世界観と自分の観たいものの感覚が少しずつ遠のき、昨年

    • THERE SHE GOES,AGAIN.

      大学の時に在籍していたのが、ライブなどの音響・照明を手がけるサークルで大変個性の強い先輩たちと一緒に過ごした。みんなお金がなくて飲み屋の後半戦では1杯でも多く酒を頼みたいがために醤油に七味をかけてつまみにしていたタフな人たちだ。 市ヶ谷方面に通っていたのだが、なぜか体育の授業だけが多摩キャンパスのため、電車の時間が少し長かった。高尾駅で乗り換えたりして毎週火曜はピクニック気分でもあった。ある日、部室の片隅に積まれていたカセットテープを1本持っていき、電車の中でウォークマンで

      • 青春を弔ってくれた、映画版「チワワちゃん」。

         岡崎京子の漫画にハマったのは90年代・大学1、2年生の頃だ。その中で最も好きだったのがこの「チワワちゃん」だった。その時は映画も漫画もAVもカルチャーを雑食しまくって「負け犬は吠えるがキャラバンは進む」というオザケンのアルバムタイトルを模したとても恥ずかしい自分に酔った偏見的なコラムをブログに書いてたりして今でも思い出すと恥ずかし過ぎて頭痛が止まない。  もう数年前のことだが、90年代ってなんだったろう、と思い返すことが多い時期があった。「リバーズ・エッジ」「SUNNY-

        • 消えた年賀状とエムズカレーの思い出。

          ふと、15年以上前に中毒のように通っていた笹塚エムズカレーのことを思い出した。家中を探したが、亡くなったマスターから2年分だけもらった年賀状が見つからない。ここ数年、我が子が産まれて飾るべき家族写真が増えて妻が写真を入れ替えるために写真立てから出した後が行方不明だ。 「エムズのMて何なの?」と我が子に聞かれた。子供の質問はいつだってシンプルで単刀直入だ。そういえばエムズの Mは謎のままである。 その年賀状だが、2通のうち1通はエムズカレーのマスターと割腹の良いイギリス人(