絶対に怪我をしない上にいつでもどこでもできる練習方法
サッカーをやっていない時でも、何かしてサッカーが上達できればいいなーと思っていました。
方法はめちゃくちゃ沢山あるのですが、今回はその中でも絶対に怪我をしないかついつでもどこでもできるものを簡単に紹介しようと思います。
それはイメージすることです。
そんなことかよって思わないでほしいです。
このイメージですがスポーツ心理面において効果的だと考えられています。
自信、集中力、ストレス対処、不安対策、スキル保持、スキル学習、自己反省、視野が広くなるなどなど、いろいろな面でスポーツにおいての効果が確認されています。
今回のイメージの定義ですが「実際に体験したかのように、頭の中で行う想像上の経験」とさせてもらいます。
イメージトレーニングといえばなんとなく想像はつくと思います。
では実際にどういうイメージトレーニングが効果を得られるのかが問題です。
イメージトレーニングをやるのならその効果を最大限に引き伸ばせた方がいいですよね。
今回はその技法を1つ紹介したいと思います。
PETTLEP Imagery Intervention というものです。
このPETTLEPは
P – Physical (身体的特徴)
E – Environment (環境)
T – Task (タスク)
T – Timing (タイミング)
L – Learning (学習)
E – Emotion (感情)
P – Perspective(視覚)
のそれぞれの頭文字をとってPETTLEPとしています。
この7つの要素をイメージトレーニングする際に含めると、より効果的に作用すると考えられています。
サッカーに当てはめていくと、
Physical(身体的特徴)イメージトレーニングややる際に一番意識してほしいものかもしれないです。実際の状況になるべく近い経験ができるよう服装や道具など物質的なもののイメージをすること。
例、ユニフォームと足元にボール。
Environment(環境)自分がどのような環境でパフォーマンスしているか。
例、天然芝のサッカーピッチで周りには沢山の観客
Task(タスク)そのイメージトレーニングにおいて何を達成するのか。ここで重要なのは自分の実力に見合ったイメージをすることなので、自分の中での最高のパフォーマンスを想像する。いきなりメッシみたいなことをしない。
例、相手を外して決定的なパスを送る、裏に抜け出して一対一を決め切るなど。
Timing(タイミング)現実と同じスピードのイメージが一番効果的らしいのですが、特定の状況をスローモーションにして整理することも効果的です。
例、複雑なフットワークであったり、シュートフォームの整理。
Learning(学習)学習したことをイメージの自分の中にも反映させること。現実での練習やイメージトレーニングなどで徐々に上達していくので、常にイメージの中の自分もアップデートしていくこと。
例、基礎技術の上達。
Emotion(感情)その場での感情のイメージ。マイナスなものではなくポジティブな感情を意識します。
例、ペナルティーキックで自信を持って蹴る。
Perspective(視点)もちろん自分の目線でのイメージも効果的ですが、第三者的な目線でのイメージも効果的です。(FIFAをやっているときみたいな)
元ブラジル代表のロナウジーニョ選手は、
「自分は練習する際に必ず心の中でどうやってプレーをするかをイメージするようにしているよ。どうやったらベストなボールを味方に送ることができるかだったりをね。もちろん試合の前にもイメージするし、毎日色々考えるよ。味方の長所はなんなのか、それをどう活かすことができるか。彼は右利きだから右足にパスを送ろうだとかをね。常に試合をイメージしているよ。」
とインタビューでも答えていました。
イメージトレーニングはいつでも少し時間があればどこでもできます。練習前、練習後、試合前、試合後、寝る前などで五分もあればできます。
細部までイメージできていればもし現実で似たような状況に面しても慌てずに冷静に対処できるのでやっておいて損は絶対に無いと思います。
この7つを是非意識してイメージトレーニングをしてみてほしいです。
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