【9月】エディブルフラワーのブーケワークショップ
夏の間、フローリックのメイン素材として頑張ってくれた
我が畑こと「フローリックファーム」の無農薬の食べられるお花、エディブルフラワーたち
ここのところの朝晩の冷え込みで、花や葉が一気に引き締まり、「最後に一花咲かせてやる!」という植物の本能みたいなものに感動。
そしていよいよ今年の役目を終えて、休眠期に入る株も増えてきました
間もなく今年のファームシーズンも終了間近。
そこで、今月はクロージングイベントとして、「食べられるダリア」をたっぷり使ってブーケを作るワークショップを企画しました
寒暖差で変化するのは植物だけじゃない
ここのところ、朝方は10°近くまで気温が下がり、日中は20°超え
度々訪れる台風に、低気圧
気圧のジェットコースターと、乱気流の中の飛行機のような環境と言っても大袈裟ではない環境を日々サバイブしているだけで拍手ものです。
自律神経の乱れで、気分が落ち込む。とか、悲観的になりやすい。
または、(乾燥からくるものが分かり易いですが)呼吸器官のトラブル全般もこの時期に出やすいです
そんな秋の始まりに起こりやすい不調をアーユルヴェーダの基礎知識を交えながらブーケを作りました
トリドーシャのはなし
自己紹介もそこそこに、昨日は焼肉で胃が重い〜なんて話が始まり
クミンティーをみんなで頂きながらアーユルヴェーダの考え方の土台になるドーシャお話を
人はみんな、vata(風、空間)、pitta(火)、kapha(土、水)の3つ性質のコップを持っていて、人によってその中身の量は違います
vata(ヴァータ)の特徴は、風のように早く、軽く、移動する性質。空間、隙間。体の特徴は、乾燥、痩せている、鼻が尖っている、きつね目、どちらかというと色黒。動かす、移動のエネルギー
pitta(ピッタ)の特徴は、火のように情熱的。熱血。故に、怒りの感情が爆発しやすい。作業の要領が良い。体の特徴は、肌の赤みや脂のトラブルが起こりやすい。
目力がある。鼻が立派。恰幅が良い。筋肉が付きやすい。変換のエネルギー
kapha(カパ)の特徴は、土のようにどっしり安定。水のようにしっとり優しい。土と水を混ぜたように、ねっとり。
体の特徴は、脂肪が付きやすい、きめの細やかな肌、グラマラス、猫目、ぷっくりした唇。固定のエネルギー
この3つのエネルギーの総称を「ドーシャ』と言います
大体イメージができると「自分はどうなのかな?」「あの人は何かな?」と
みんな空を見て考えているのが面白いかった
そこで勘違いしないで欲しいのが、誰でもみんな、全部の性質を持っていること。
そしてそのバランスと量は常に変わっていること
vataの存在が無ければ、食べたものが胃に移動しないし、pittaの存在が無ければ、消化出来ないし、kaphaの存在が無ければ、それを筋肉や脂肪として体に保持することが出来ない
いつもそのコップがやじろべえのように、増えた減ったりしてバランスしながら
今日も一日立派に私の体は動いてくれているのです
まだ皆さんのドーシャがわからなので、全てのドーシャの乱れを鎮めるスパイスであるクミンを。
「カレーに入ってるやつ」でお馴染みのクミンを軽くローストして熱湯を注ぐと
麦茶のような優しい香ばしさのあるお茶になります
さて、本題のブーケを作ります
今日の花材は全てフローロックファームで採れたお花!
スパイラルテクニックで束ねますが、個性豊かな我がファームの花は茎の形が自由。花の向きも自由なので今回は個性を楽しみ、スパイラルにこだわりすぎずに
束ねていただきました
お花のダメージを最小限に、ざっくり束ねて最終的に、丸くフォルムを整える程度で今日は完成です
スパイラルテクニックの説明はこちらの記事に
今回は、アーユルヴェーダの突っ込んだお話しを初めてしてみたのですが、思った以上に楽しんでもらったのが、私も嬉しかったです
ただ、技を伝授するためのレッスンで無く
フローリックが目指しているのは、
心の滋養と、自分で自分を助けるためのワークショップ
1歩近づいた気がする良き回となりました
興味を持って聞いてくれた、ユキさん、マリさん、ナナコさんに感謝。
もっと学びを深めて、
「来る人のドーシャ合った種を選んで、その人自身がその種を蒔き、育てるのをサポートする」
そんな役割の場にしていきたいと思ってます