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【募集停止中】amphibianと一緒にゲーム作って生き残ろう! 制作仲間へのおさそい

amphibianです!
師走も後半ですが皆様お元気でしょうか?

こちらはおおむね元気ですが、健康上の数値が気になるお年頃でもあり、一丁いろいろ相談しとくかと元気よく病院に行ったところ、複数のTwitterフォロワーさんから心配されたうえ親からも電話が来ました。
テキトーな情報をSNSに流してはならない。
学び続けるシナリオライター、amphibian(Twitter歴11年目)です。よろしくお願いします。

そんな話をしてる場合じゃあないのですよ。

■はじめに

タイトルどおり、今日はゲーム作りに関するおさそいに参りました。
正確にはその前段階。
ゲームを作るための仲間が欲しい、というお話です。

最初に言っておくと、きっちりした募集要項を出して「どしどしご応募下さい!」みたいな感じではありません。「こんな感じなんだけど誰かいる? いないよなあ……」くらいの内容です。
世間的評価は「一発屋」であろうamphibianのもとへ応募殺到するとも考えにくく、ゆえに第2第3の策も既に検討しています。

しかしだからといってどうでもいい記事ではありません。
何しろ書き直し5回目です。
自分にとってはきわめて重く、大きな一歩です。

「たかがメン募、そう重く考える必要ある?」と思う人もいるでしょうし、「いや組織づくりの一歩としては軽率すぎるでしょ」と思う人もいるでしょう。
なのでまず、ちょっと長くなるのですが、なぜ今こういう話をするに至ったのか、順を追って書かせてください。


■今一度の自己紹介と、内省

もしかすると今回の記事で初めてお読みいただいている方もおられるかもしれません(いてほしい)。
改めて、シナリオライターのamphibianと申します。
ゲームをメインに、これまで様々な物語を書く機会をいただいてきました。
オリジナルの代表作は「レイジングループ」とか「デスマッチラブコメ!」あたりかと思います。
その他、過去の作品は以下のページにまとめています。

amphibian is here.

また、既にnoteでは何度か、自分語りをしていますが……

これらの記事は、技術やら性格やら、細かいものをいっぱい並べるような内容になっていました。
今回はシンプルにいきます。
amphibianは「受け身」だった、という話。

「受け身」とはこの場合、

  • 人見知り。自分から他人にガンガンアプローチできない。

  • 尻が重い。行動が遅く、人から言われでもしないとなかなか動かない。

  • 付和雷同。流されがち。外向的。自分の内なる価値観や欲求より、他人の評判や要望を動機としがち。

  • 自分は特別で有用な人間でありいずれ自動的に評価され出世する(あるいは幸せにしてもらえる)はずだ、という無根拠かつ過剰な自信。妄想。庶民的ヒロイズム。など。

……みたいな人となりのことですが、こう書いてみると、とりたてて珍しくもない感じがします。こういう人が報われるような物語を書けばそれは王道でしょう。言い換えれば「凡庸」、となるかもしれません。

思えば、amphibianのものづくりは多くが「受け身」からスタートしてきました。
よそのプロジェクトのお手伝いとか。
「こんなの作れる?」と聞かれたとか。
というか、ものづくりに限らないですね。
人生の結構な部分、そうやって過ごしてきました。

高校で学力が底辺となったものの、浪人も嫌すぎてA判定の学部に滑り込んだり。
まだやりたいことが見つからないからと院まで粘ったり。
結果さんざんだった就活の果てに、拾ってくれた会社に入ったり。
結局、状況や人の評価に流されて、望まれたこと・与えられた機会を生かすのがいいんだと、受け身で生きてきただけな気がします。

それでも、良いファンの方々に見つけていただき、長く支えていただいたことで、ここまでやってこられました。

もっと面白いものを、もっとすごいものを作りたい、という、受け身でない欲望を抱くに至りました。

受け身でいることへの危機感と、脱出への衝動。
今思えば、独立を決意した大きな動機とはこういったものだったかと思います。

おかげさまで数々の一流プロジェクトに参加させてもらい、生き永らえることができました。
そうしながら、オリジナル作品を世に出すべく策動を続け、2年半が経過しました。
企画を何本か立てては倒し、相談や試作を繰り返し、企画に限っていえば、本気で取り組むに値するものができたと思います。
だから、生まれてずっと暮らしてきた広島での生活を整理して、この夏、関東に移住してきたわけですが、

今、ものすごく怖くなっています。


■変えられないものと、選ぶべき道

一部の超人は、ゲームをぜんぶ一人で作っちゃったりできます。
超人ならざるamphibianには、それができません。
だから、他のクリエイターの力を借りるしかない。
けどそれが怖いのです。

見知らぬ人に声かけるのも、
声かけて断られるのも、断るのも、
衝突するのも、ケンカ別れも、
「お前の言ってること(思想、アイデア、作品)は分からん」と言われるのも怖い。
さらに「他人を自分のものづくり=人生に巻き込む」という未知かつ巨大な恐怖がamphibianを襲う。
たすけて。
「たすけて」ってセリフも受け身に過ぎる気がする。
受け身であることをムチャクチャ批判されそうな気もする。
うげぼろっぽ。
こういう時は深呼吸だ。

たぶん、恐怖は受け身の大きな要因です。
たぶん、怖がりであること、性根が受け身であることは、なかなか変えがたいのです。
でも本当に「ただ誰かから助けてもらえるのを待っているだけ」だと死にます。
ならばせめて「たすけて」と言おう。
逃げ腰でも、受け身でも、攻めよう。

はたから見れば、こっけいに見えることでしょう。
恥もいっぱいかくに違いありません。
それでも構いません。
生き残ったやつが勝ちだ。


■「みんな」で「夢」を持って「生き残りたい」

amphibianは生物学の落伍者です。
それでも、生物学が教えてくれた「適者生存」「生存戦略」などの概念は今でも人生のよすがになっています。

地球にはいろんな生物がいます。
一見して「強い」のもいれば「弱い」のもいます。
でもそれらは食ったり食われたりしながら、総体では各種の戦略がかみ合い、繁栄していっています(そうでない奴らは強かろうが何だろうがみんな滅び去ったのだ)。
つまり「強い」「弱い」が生き残りの要件ではない
自分ができること・やりたいことを見出し、うまく使い、周囲とうまくやるなり新天地を開拓するなりして「自らの生き方・生きる場所=ニッチを築く」ことこそ、生き残るのに必要なのです。

結局、「強さ」や「正しさ」は、それを使って勝利した先人によって定まったものじゃないですか。
その軸で勝負しても、よほど適性がなければ、先人有利のゲームが続くだけ。先人の思うつぼです。
それよりも、今あるものをフル活用して勝てるやり方、勝てる場所を探すほうが、ずっと前向きで現実的ではないか。
……なんていう考え方を得たことで、不勉強・運動音痴・勘の悪さ・容貌等、色々なコンプレックスを抱えていたamphibianは、だいぶ救われたのです。

自分には世間一般の「強み」は備わっていないけど、うまくやれば自分にしかできないことを成し遂げられる。
それならば、恥やら失敗やら、一般的にいう「弱み」を晒そうが問題ないんだ。そう思えるにようになりました。
まして、それで結果が出て、お金ができて、生き残れるとなれば……
最高の気分です。
気分だけかよ。
いや、それ以上に大事なものなんてあるでしょうか?

「生きている実感・喜び」は、かつてより動物的だった人間を生存へと導く性質だったはずです。
今はそれがなくとも食べてはいけるようにはなりましたが、「生きている実感・喜び」を封殺された人間は多かれ少なかれ、生への興味や執着を失って、ふらふらと死に近づいていってしまうように思えてなりません。

ではどうやって「生きている実感・喜び」を得るか。
amphibianが大事だと思うのは、3つ

  1. 生存戦略の獲得。
    上記した、自分の特性を生かして人生を切り開けるようになること

  2. 生存圏への到達。
    1によって切り開いた道の先、かつてあこがれた光景にたどり着くこと。
    言い換えれば、夢をかなえること
    個人的には、みんながみんなステレオタイプでバカ高い理想を持つべき、的な風潮には反対です。でも、自らのあこがれと特性をうまくより合わせて、それを目標に掲げ、野心的に追っていくのは悪くないと思いませんか?
    「夢をもつこと」を非現実的だと笑う向きもありますが、むしろ「現実的な夢を持たないこと」は生存を非現実的にすると思えてなりません。

  3. 生存群の確立。
    あこがれた地にて、自らの居場所をつくること。
    人間、最後に求めるのは居場所だと思っています。
    それは己が身を安んじられるすみかでもあり、人の輪でもあります。
    人間は社会的な動物です。しがらみを嫌い自由を求める心はありつつも、真の孤独に耐えられる人はわずかだと思います。
    信頼できる仲間の存在は「生きている実感・喜び」を与えてくれますし、スキルを分け合って大きな仕事をなすことで、生き残りの強度をさらに高めてくれます。

この3つを叶えて、生きる喜びを得ていきたい。
だから、amphibianは、夢を共有する仲間とともに生き残っていきたいのです。

世界は広いです。
amphibianみたいに受け身だけど、でっかい夢と野心を胸に秘め、呼び声一つあれば立ち上がれる、という人が応えてくれるかもしれません。
既存の枠組みにうまくハマれず、生き残りに難を感じている人の目にとまり、活路となれるかもしれません。
「なんか面白そう」とふらり立ち寄ってくれた人が、終生の戦友となってゆくことも、あるかもしれないんです。
だったら声を上げない理由もありません。
ぶつかったり別れたりする辛さはきっとあるでしょう。
でも、それを怖がっていては、あこがれた光景に、居場所に、決してたどり着けないから。

だれかー! amphibianと一緒にゲーム作って生き残ろうー!


■じゃあ、どんな仲間が欲しいの?

ジョブについて言いますと、
いま一番必要なのが、かわいいヒロインをはじめ表情豊かで多彩なキャラを描いてくださるイラスト担当の方
同じくらい肝要なのが、ゲーム動作部分を制作してくださるプログラミング・エンジニアリング担当の方
その他については今は何とかやりくりできそうであり、あんまり一度にたくさんの方を集めるのも大変なので現状は募集の優先度を落としています。でものちのち必要になる可能性もあるため、もし何かしら力を貸して下さるという方がおられたら、個別に検討したいので、ぜひ連絡してほしいです。

その他細かい条件については……

  • amphibianの書く物語を気に入ってくださる方。
    伝奇みたいなミステリみたいな変な物語を書きがちで、これから作っていく作品もそういう系統であろうためです。

  • 日本語でのコミュニケーションがおおむねとれる方。
    おそらく仲間の大部分は日本語オンリー話者であろうためです。

  • 既にある程度、ものをつくった実績があり、それを見せて下さる方。
    現状まったくノースキルの人を育成できるような状況にはないためです。

  • 必要に応じ、オンライン会議で対面での会話が可能な方。
    応相談ですが、対面での打ち合わせが強みになる局面もあるためです。

  • この記事で書いた、一緒に生き残ろう、みたいな話にノレる方。

いまのところ、これくらいにしておきたいです。
「どんな絵柄が要るのか」等について詳細な情報があったほうがご判断いただきやすいのは重々承知なのですが、今回はいったんその枠を取り払って、脈アリな方々に幅広く訴え、気軽に手を挙げていただける感じにしたいと思っています。
実際に見たら「この絵に合わせたい」とか「この技術を取り入れたい」とか思うかもしれないですし。


■何が得られるの?

  • amphibianと一緒に成りあがるチャンス。
    天下はとれずとも、まあまあ高いとこまで行きたいです!

  • amphibianの作風に影響を与えるチャンス。
    人に言われたことの影響を受けがちです!

  • amphibianとみなさんで将来的に生み出すお金。
    お金はいっぱい稼ぎたい派です!

これはよくない。やりがい搾取にみえてしまう。
……のですが、現時点ではお世辞にもお金があるとは言えないし、こういうのに価値を見出していただけたほうがキツい局面を乗り越えやすいかもしれないので、あえて書きました。
お金のことについては、仲間となる各々の希望もよく聞いたうえで、現実的に折り合いをつけていけたらと思っています。


■どうやって応募するの? したらどうなるの?

Googleフォームを用意しました。こちらからお願いします。

応募フォーム(停止中)

さっきも書きましたが、とにかくお気軽にご応募いただきたいと思っています。
こちらとしてはたくさんの方の作品を見たりお話を聞いたりしたいのです。
その後絞り込んでいくことにはなりますが、
「今回の作品では別のイメージで行こうと思うけど、今後あなたの作風と合うような作品作ることがあったらまた相談させて!」
「オッケー!」

くらいのノリでやれたらいいなと……思っております……!

各ご応募については精査のうえ、「詳しくお話を聞きたい!」となった場合、その旨を連絡しますので、オンライン会議ができたらと思います。
不明点などはそこでぜひ、なんでも聞いて下さい。現時点で答えられることは答えますし、ご提案があれば持ち帰って検討します。

その後は完全に相談次第ですが、おそらく、実際に一緒に仕事ができるかどうかお互いに確かめるため、試験的な作品制作を1回以上は行うと思います。

長期目標は、いま企画しているオリジナル長編ゲームの制作です。
具体的な計画や、集団のあり方などは、集まった仲間と改めて話してゆくことになるでしょう。


■補足

  • ご応募にはメールアドレス記入が必要です。
    フォームにご入力いただいた内容は外に漏らさず、この検討のみのために使います。

  • 募集は予告なく終了する可能性があります。
    その際はこの記事を更新しつつTwitterなどでも告知していくつもりです。
    この記事のタイトルに【募集中】がついている間は、募集が行われているはず……です!


■おわりに

「仲間が欲しい」という自分の想いに気付いたとき、実はかなり抵抗がありました。
ルフィがめちゃくちゃ序盤でやったようなことをamphibianは40手前でやるのかよ、とか。
フリーになる前に算段すべきだったんじゃないの、とか。
でも、取りも直さず、生き残るのに仲間は必要だし、そこに歳とか経歴とかは関係ないと思うのです。
結局は恥ずかしいだけ・怖いだけ。ならばやらない理由は……です。

厚顔無恥に、amphibianは一歩を踏み出しました。
あなたはどうですか?
制作に興味はないが見守ってやろう、と思われたあなた。心強いです。これからもどうか、ご声援とご注目を。
制作に興味がある、条件が合う、でも……と二の足を踏んでいるあなた。どうか気軽に、一歩前へ。

応募フォーム(停止中)

ご応募をお待ちしております!

願わくば一緒に、良い生き残りを。
2022/1222 amphibian


■追記 2022/12/24 現状の応募状況と今後の流れについて

amphibianです。本記事への多くの反響とご支持、本当にありがとうございます!
厳しい時代における「生き残り」というワードの強さ、そしてamphibianの「次」に向けていただいているご期待の高さを実感しております。

おかげさまで、たくさんのご応募を頂いております。
改めて、本当に本当にありがとうございます! 皆様さまざまな作例や熱いメッセージを添えて下さっており、一つ一つに胸を打たれ、励まされてもおります。

ふまえて、今後どうするかですが……
現状のご応募状況を鑑み、今後おちついて選考させていただくため、以下のようにしたいと思います。

  1. ご応募の多寡や内訳に関わらず、2022年内いっぱいで、いったん募集は締め切らせて下さい
    これは絶対のものではなく、その後の検討状況次第では再開する可能性もあります。

  2. 応募者さんへのご連絡は2023年に入ってから行います。
    今しばらくお待ちを……!

すでに各応募者さんには、この旨のご連絡をメールにてお送りしております。万一、このメールが受信できなかったという方は、迷惑メール設定などをご確認いただければ幸いです。

引き続き、どうかこの試みをよろしくお願いいたします!

2022/12/24 amphibian


■追記 2023/01/01

あけましておめでとうございます!
追記通り、本日深夜をもっていったん募集を停止させていただきました。
みなさんのたくさんのご応募、本当にありがとうございました!
今後また募集再開することもあると思うし作品が出たり出なかったりすると思うし何にしろ結構時間かかると思うのですが、

何かしら面白いことをやっていこうと思っていますので、

引き続きこれからもぜひ、よろしくお願いいたします!

2022/01/01 amphibian