ざくざくアクターズ

[ネタバレ無しの個人的ゲームレビューです]

※このゲームはフリーゲームなのでパソコンで無料で遊べます。ですが今までRPGツクール製のゲームを遊んだことがない方は最初にRPGツクール製ゲームを遊ぶためRPGツクールのサイトにあるソフトをパソコンにインストールする必要が(多分)あります。

個性的なキャラクター達をどんどん仲間にしていってばんばん戦っていくターン制バトルRPG。 

見た目で判断したらいけないよ！
見た目がRPGツクール的なスーファミとかみたいな見た目だけど、それで判断するには勿体ないゲームです。

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キャラクター達が個性的すぎる

この作品を最初にプレイしだした時、申し訳ないがちょっとキャラクターふざけすぎでは!?と思ってしまいました。キャラクターが個性的すぎてこれ大丈夫なのか、と。
ですがやってみると、思ったよりそこまで気にならなくなるんですよね。キャラクターの表現の仕方もうまくて、イベントひとつひとつ丁寧に作られています。アイテムの説明や技の説明でさえもしっかり書いてて読みごたえがあります。

ストーリーではシリアス展開が何度かあるのですが、大体は話の着地点がうまいところにあると感じました。あと何だかんだ話の盛り上げ方もうまいんですよね。少年漫画の様な熱い展開もあり、やっていくうちに最初の頃に抵抗があったキャラも馴染んできていい味を出しているように感じました。

ちなみに、ゲーム内のキャラの立ち絵等はゲーム製作者さんのはむすた氏が描いています。ゲームの作成期間が長い為、後で追加される絵がどんどん変わっていくのが地味に面白いです。前の行に貼ったのは初期のニワカマッスルで、下の絵は最近追加されたニワカマッスル。初期の絵とえらい違いである。 (タッチが段々変わっていくとキャラクターに対するイメージ等も変化してしまう気がするので、評価するのが難しいところではあると思う。)

自分だけのチームを考えるのが楽しい

ストーリーや話だけでなく、戦闘もとても面白いです。戦闘は基本8人で行われ、4人が戦ってもう4人は都度戦闘中に入れ換えて戦う感じです。ドラクエの馬車みたいな感じかな?

キャラクター個々で特性や固有技が違うのでどのキャラを選んで使うかでも悩みますし、強化アイテムをどう使ったり技を誰に覚えさせるか等とにかく戦闘でのバリエーションが多い。キャラクターも30人以上はいるのでプレイヤーがどのキャラを使うかでも悩みます。あのキャラとこのキャラは相性がいいとか、このキャラの固有技をあいつの技の後に使えば…とか、そういうのを考えるのがとても楽しい。

ボスとの戦闘も面白く大体は一筋縄にはいかず、倒したときには達成感があります。推薦レベルがボスにはあるので腕に自信がある人は推薦レベル以下で戦うも良し、どうしても倒せなければレベルを上げて後から倒すのもよし。
メインストーリーから外れたところの隠しボスやメインストーリークリア後の追加ラスボスは、推薦レベルだとえげつなく強いです。ボスの体力が減るにつれ段々攻撃が激しくなってきたりと、簡単には倒させてくれません。何度も挑んだし何度も装備や技を見直してこちらが負けるギリっギリでやーっと倒したこともありました。やりごたえを求める人にとっては最高だと思います。

ゲームボリュームが大きい。しかも今後もっと増える

ゲームボリュームもとても大きい。ダウンロードサイトvictorにある説明では80時間ほどとあるのですが、既に135時間遊んでます。しかもまだ今も製作者さんは新たな追加パッチを作っているというという、ボリュームおばけですよこれは(褒め言葉)。

僕は1周しか遊んでいませんが、1回クリアしたら別のキャラクターを使ったりパーティを変えたりして2周目も遊びたくなるんですよね。キャラクターの組み合わせも1周目よりもわかるようになるのでより効率的にパーティを組めますし、使ってないキャラも使ってみたくなりました。ざくアクの追加パッチ等の新たな配信が終わりましたら新しくまたやり直してもいいかもなと個人的には思っています。

余談ですが製作者さん：はむすた氏の公式ブログ、はむすたブログでは製作のお話等を聞けます。 ゲームの話だけでなくざくアクのキャラでちょっとしたミニストーリーを毎回書いてくれてますので、それを読むだけでも面白いと思いますよ。

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他にゲーム内で使われている曲も素晴らしいですね。mozellさんという作家さんの曲が多く、そちらもゲームの雰囲気に良くマッチしています。ざくアク専用のボスのテーマもあってそれも良いんですよね。

今までやったフリーゲームの中でもかなり面白いし満足度も高いです。お金払ってもいいレベルだと思います。製作者さんのはむすた氏はゲームに関連したグッズも販売してますので、ゲームをプレイして楽しければそちらを買ってみるのも良いと思います。(※かえるはキーホルダーを買いました。)