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〈連載第3回〉ひよっこ、2作目の壁を越える!?

黒猫 今日も今日とて日が暮れて、ステキに夜がやってきた。フレーベル館児童書公式noteをご覧のみなさん、こんばんは。『ひよっこ児童書作家・村上雅郁のなにがニャンだか』。3週間ぶりだな。第3回、張り切ってはじめていこう。と、そのまえに!

村上 12月上旬発売、『キャンドル』の宣伝をさせてください。

黒猫 発売まで1か月を切った。配本は12月9日。だいたい12月11日には店頭に並ぶはずだ! みんな、予約はしたか? 当日に書店に走る準備はできてるだろうな? アキレス腱とかちゃんと伸ばしておけよ、準備運動は大切だからな。

村上 えー、『キャンドル』については、次回、発売直前スペシャルで、登場人物やら舞台やら、発想のモチーフなどなど、取り上げる予定です。ネタバレにならないぎりぎりのところを。ですが、やっぱり今回もね、ちょっとだけ、あらすじくらいには触れてもいいかなあ……と、思うん、です、が……(収録ブースの窓越しに、コントロールルーム編集Hさんを目でうかがう)。

黒猫 しぶってるな。

村上 しぶってるっていうか、いらんことペラペラしゃべらないか心配してるんだよきっと。

黒猫 おれたち、いまいち信用ないからな。

村上 主におまえだよ。

『キャンドル』って、どんな話だ!?

黒猫 じゃあ、まあとりあえず、フレーベル館ホームページの『キャンドル』書籍詳細から、あらすじを引用しよう。そのくらいならまだゆるされるんじゃないか?

村上 いや、権利的な問題とかあるかも……。

黒猫 お前の本だろうがよ! はい!

あらすじ
母を亡くして以来、どうしようもないことはあきらめてきた螢一。ある日、螢一をおそったある子の記憶。親友の翔真と記憶の主をさがすうちに、螢一の冷たく凪いでいた心に、小さくてもたしかな火がともり……。

黒猫 ついでにリンクも貼っちゃう。


村上 えーっと、このあらすじから読み取れると思うんですが、主人公は螢一(けいいち)というキャラで、お母さんを亡くしています。

黒猫 いきなりヘビーだな。それで、その『螢一』ってのは、どんなやつなのよ?

村上 ある種、達観した感じの小学生なんだよね。『どうしようもないことはあきらめていた』と、あらすじにもあるとおり、なんとなく冷めていて、物事をあきらめるのが上手な少年。

黒猫 それは、やっぱりおふくろさんを亡くしたことが起因しているのかな?

村上 詳しくは言えないけど、あらすじからはそう読めるね。

黒猫 煮え切らねえなあ。じゃあ、翔真(しょうま)のほうはどうよ? 螢一の『親友』と書いてあるが。

村上 翔真の詳細はこの物語におけるトップシークレットなので、回答を差し控えます。 ただ、『あらすじ以外の公開情報』をネットで調べてもらえれば、どんなキャラか見当はつくとは思う……。

黒猫 『あらすじ以外の公開情報』? さっきのページのか?

村上 まあ、いろんなところでもう情報開示が始まってるからね。興味のある方は調べて、いろいろ想像してみてください。

黒猫 うわ、じれったい。まあ、でもいいか。じゃあ、最後に。あらすじにある『螢一をおそったある子の記憶』っていうのは、どういうことだ? 螢一がなにか、忘れていた『ある子』について思い出すってこと?

村上 でも、その次に『親友の翔真と記憶の主をさがす』って書いてあるよね?

黒猫 書いてある書いてある。じゃあ、その記憶っていうのは、つまり……。

村上 はい、ここまで! 本題に入りたいと思います。2作目の壁の話です。

黒猫 この情報量で本当に宣伝になったのか謎だが、まあ、そうだな。やたら高くて硬くて分厚い壁の話な。

2作目の話が出たのはいつ?

村上 まず、2作目の依頼と言うか、次の作品を考えておくようにと、編集さんに言われたのは、『あの子の秘密』が校了したころ、ようするに去年の秋の話です。

黒猫 ちょうど1年くらい前ってことか。

村上 うん。で、打ち合わせで『8月になる前に出版したい』と言われて。

黒猫 へえ。それはなんでだ?

村上 そのときはわかんなかった。でも、家に帰ってから気づいたんです。ぼく、8月生まれなんですよ。ようするに、『28歳の若き才能』でいるうちにもう1作出しとけ、と言うことだったんじゃないかなあと。わかんないけど。

黒猫 確認すればいいんじゃないか? 今。

村上 間違ってるとなんか失礼な気がするのでいいです。それに、けっきょく夏に出なかったし。

黒猫 1年かかっちゃったな。もはや季節は晩秋だよ。なんで間に合わなかったんだ?

村上 その話をこれからするんですが……ぶっちゃけ、ぼくがポンコツだからですね。

黒猫 知ってた。

ポンコツ村上、8万字書いて自ボツ(×2)

村上 『キャンドル』が完成するまで、プロットやアイデア含めると、おそらく5回以上ボツを出してます。

黒猫 はー、それは俗にいう、「ボツを食らった」というやつか?

村上 うーん、微妙なとこだけど、一応ぼくが編集さんに話したりしながら、一応作品というか、ラストまで書き上げたやつが2つあるのね。で、それは編集さんの反応が芳しくなかったので、ぼくが「やり直させてください」と言って自分でボツにしました。だから、食らったというか、自分でだよね。これじゃだめだな、と。

黒猫 ちなみに、ボツになった話は、どんな感じのやつだったの?

村上 うーん、基本的にどっちも『キャンドル』の主人公である「螢一」の話なんだよね。だから、彼を主人公にして、2作書いたことによって、より「螢一」について深く知れたというか……そう考えると、『キャンドル』を完成させるためには必要なことだったのかもしえれない。

黒猫 うん? 自分の作ったキャラを「深く知る」って変じゃないか?

村上 甘いな、黒猫。自分が作ったキャラクターのことを、作者が一から十まで完全に理解できていると思ったら大間違いだ!


黒猫 すごいこと言ったぞこいつ。

村上 と、言うのは半分冗談……でもない。少なくともぼくにとってはほとんど真実だよ。だいたい、人間、自分のことだって完全に理解できてないでしょう。自分のことなんて自分が一番わからない、じゃないけれど。ましていわんや、自分の作ったキャラともなったら、ほとんど他人ですよそんなの。『なんとなく知ったつもりになってるだけ』です。自分で『作った』と言う意識が強いと、『だからぜんぶ知ってる』って思いこんじゃうから、かえってたちが悪い。もちろん、ぼくの主観だから、他の人の創作スタイルをどうこう言う気はないけれど……。

黒猫 なるほど? 

村上 書いていくうちに「ああ、こいつこういうやつだったのね」となって、そのキャラの新しい一面を知っていくこともある。だから、登場人物を決めたらプロフィールを逐一ノートの起こすのもいいけど、短編でいいから主人公にして一作書いてみると、だいぶそいつのことがわかる。そんなようなことを、螢一はぼくに教えてくれたわけだ。孝行息子だね。

黒猫 はー。で、その孝行息子の螢一を主人公にした物語、どのくらいの規模よ。

村上 8万字。

黒猫 おう……。

村上 が、2作。

黒猫 2作? え、16万字?

村上 いや、でも、最後まで書かないと……。

黒猫 ちなみに、その8万字の2作、内容はどんなだったんだ?

村上 そこ突っこんでもあんまりおもしろくないと思うけれど、『5年前失踪した父親が、クリスマスにサンタクロースとなって帰ってきて、トナカイを預けていく』みたいな話だった。

黒猫 聞かなきゃよかったって思うくらい、本当に面白くないな……。

プロの世界に入ったはいいけれど……。

黒猫 じゃあ、なんだ。2作目の壁っていうのは『クオリティ』の問題なわけか? 1作目、つまりデビュー作を超えるようなものがなかなか書けないという、能力的不足な問題?

村上 まあ、それも多分にありますが、いちばん大きいのはそこじゃないですね。

黒猫 と、言うと?

村上 自分の能力不足っていうのは、べつに2作目と言わず1作目も、というか今後もずっと課題なのでさておく。2作目の壁が高くて硬くて分厚かったのは、ぼくの場合、2つの要因があると思います。1つは、『2作目だから』。

黒猫 いやいや、答えになってない。もっとわかりやすく。

村上 0から1も難しいけど、1を2にするっていうのもたいへんっていう話ですね。デビュー作は、「はじめましてのあいさつ」みたいなもので、本番は2作目から、みたいな。新人賞の受賞作、というわけではなく、ひよっこだとしても、土俵としてはプロとして戦わないといけない。そのプレッシャーたるや!

黒猫 「たるや!」って。でも、まあ言いたいことはなんとなくわかるな。デビュー作はプロの世界への入場券に過ぎないっていうわけか。

村上 まったくもってそのとおりですよ……。前回も、「『あの子の秘密』の最中、児童文学を書く覚悟が決まった」みたいな話をしてたけど、プロとしてやっていく覚悟は、まだまだぜんぜん足りなかったわけで……。

黒猫 おまえ、わりと考えなしだよな。

村上 面目ない。

黒猫 で、その覚悟のほうは決まったの?

村上 うん。気づいたんだよね。「覚悟が決まってようが決まってなかろうが、書くしかないんだわ」って。そうしたら決まった。

黒猫 ゆるい覚悟の決まり方だな。でも、悪くないと思うぜ。

デビュー作『あの子』の呪縛

黒猫 それで、2つ要因があるって言っていたが、もう1つのほうは?

村上 ああ、うん。それね。「デビュー作『あの子の秘密』が思いのほか評価されてしまった」ということ。痛い!(黒猫、村上をひっかく)

黒猫 おまえ、その言いようは失礼だぞ。評価してくださった人たちに。

村上 いや、まあ、それはそのとおりなんですよ。たしかに、評価されたことは誇らしいし、うれしいし、ありがたいことだと思います。本当に。だけど、それがかえって、2作目を書く時のプレッシャーになったのも事実なんだ。

黒猫 『あの子の秘密』は賞もいただいたからな。児童文芸家協会主催の、第49回児童文芸新人賞。名誉なことだと思うぞ、実に。新人賞は新人しか取れないからな。それもデビュー作でとったんだ。このおれの話で! いっぱしに受賞コメントもしたじゃないか。リンク貼っとくからもう一度自分でもよく読め!

日本児童文芸家協会 協会各賞

プレッシャーじゃなくて、自信につなげろよ。ちゃんと。

村上 もう、ほんとうにおっしゃるとおりなんだけれど、だからこそ『あの子の秘密』に囚われがちになったというか……。『あの子』を超えるものが書けるのか、『あの子』でファンになってくださった方々に幻滅されはしないか、と毎晩のようにうなされて。

黒猫 うそつけ。おまえ爆睡してたよ。

村上 編集さんに電話で泣きついたりして。

黒猫 それはあながちうそじゃない。

『あの子』の続き……真実はテキストの中だけにある

村上 あ、ちょっと話がそれるけど、螢一の話を書くまえ、『あの子の秘密』に登場するある人物のスピンオフを書くという案も考えていました。

黒猫 え? 知らないぞ、その話。おい、だれだよ、それ。おれか? もしかして、おれのスピンオフか?

村上 まあ、今後本当に書く機会があるかもしれないから、多くは語らないけれど……。

黒猫 語れ。この場で。今。

村上 断っておくけど、おまえじゃないよ。

黒猫 なーんだ、じゃあいいや。

村上 たずねたんだから、最後まで聞いて……『あの子の秘密』における影の主人公、○○さん(注 ネタバレのため編集により音伏せ)のその後を書こうと思ったんですよ。

黒猫 ああ、あの……優歌と並んで人気の高い、あいつな。

村上 ちなみに、『あの子』たちの続きの展開については、わりと頭の中にできています。だけど、それはべつに正史ではないです。読者のみなさんの心の中に、それぞれ想像される『あの子たちのその後』があるのと同じように、ぼくの中にもある、くらいに考えておいてください。ぼくが考えることが、すべて物語の真実ではないです。真実はテキストの中にだけあります。

黒猫 とか言って、3作目とかそういう話なんじゃないの?

村上 3作目の話をするのは気が早いだろ。まあ、少なくとも2作目で「デビュー作のスピンオフ」をやっても、自分の世界観を狭めるだけだと思ったので、やめました。

黒猫 でも、そうやってスピンオフや続編なんかをずっと考えるほど、おまえにとって大きな作品になっていたわけだ。デビュー作、『あの子の秘密』は。

村上 だいたい、今になってもおまえを相手に話しているあたり、ぜんぜん卒業できていないよね。『あの子の秘密』から。

黒猫 はっはー。そうだな。じゃあ、プロとしての書いていくことへのプレッシャーとデビュー作の呪縛。それらが、つまりは2作目の壁だったわけだな、おまえにとって。

村上 そうですね。だから、まあ、あんまり過去に囚われてもいいことないな、と思いました。どんどん新しいものを開拓していこうと。『あの子』は好きだけど、それについてどうこうするのは、新地開発の合間合間くらいにしないと……。

黒猫 やっぱり未練たらたらじゃねえかよ……。今回もリンク貼っとくから、読んでない人はお手に取ってみてくれ。


けっきょく、どうやってその壁を越えたの?

黒猫 で、2作目の壁……つまり、デビュー作『あの子の秘密』の呪縛は、どうやって克服したんだ?

村上 うーん、これも話していいのかわからないんだけど……。

黒猫 おーい、編集のHさん、ちょっとコントロールルームから出ててくれない?

村上 いや、最終的な検閲は収録後にけっきょくHさんがするから……いいや、もう言おう。『キャンドル』、アイデア段階では、物語のカギになるふたりのキャラクターが、さっきも言った『あの子の秘密』に登場する○○さんと……。

黒猫 あ、だめだ。個人名の音伏せどころか、Hさんから本格的にストップがかかって村上のマイクが切られた。

村上 ……で、そのふたりのキャラでプロット練ってたんだけどぜんぜんうまくいかなかったんですよ。けっきょく、思いっきり新しいキャラを作ってそこに当てはめたのね。そうしたらびっくりするほどうまくいって、ほとんどエンディングまでだいたいのあらすじが決まって。『あ、これは書けるぞ』と。

黒猫 なるほど……つまり、『デビュー作の呪縛が解けたから2作目が書けた』というより、『2作目を書くことによってデビュー作の呪縛を解いた』というほうが正しいわけだ。

村上 そうそう。だから、『どんどん新しいものを開拓していったほうがいい』という感想につながるわけで。

黒猫 そうかそうか。で、その2作目の手ごたえとかは、どうなんだ?

村上 手ごたえとか、自信とか、そういうものは『あの子』を書いたときからなかった、と言いますか。だいたい、ぼくの感覚は本当にあてにならないので……。読んでくださった方々の感想を聞いてからめちゃくちゃ調子に乗るタイプですね。

黒猫 めちゃくちゃかっこ悪い……。

2作目の壁を越えて学んだこと 

黒猫 はい、じゃあ、ここらでおたよりを1通。コラムネーム『カリスマ美容師』さん。

「村上! 黒猫! こんばんは! 2作目『キャンドル』、発売決定おめでとさん!
 して、質問なんだが、2作目を書きあげてみて、なにか学んだことってあるか? あるなら、それはいったいなんだ? ぜひぜひ教えてくれよな!」

村上 えらくテンションの高いおたよりだったね。

黒猫 そして、おれもおまえも呼び捨てときたもんだ。

村上 学んだことは、そうですね。やっぱり、『最初から完璧じゃなくていい。とにかく書け。そして書きあげろ』ってことですかね。で、読んでくださる人がいるなら所感をもらって書き直す。磨き上げていく。「書けた~! 終わりっ!」じゃないです。ぼくは投稿者時代、だいぶそんな感じでしたけど、なに言ってんだこのぼけなすって感じですね。今思えば。

黒猫 ぼけなすって……。なすがかわいそうだぞ。

村上 最初から完璧に書ける人もいるかもしれないけれど、あいにくぼくはそうじゃないので、やっぱりがむしゃらに書いて、感想をいただけるなら真摯に耳を傾けて、そして誠実にキャラクターに向き合い、愚直に深めていく……と、まあ口ではえらそうに言いますが、できてんのかな、ぼく……。

黒猫 いきなり弱気になるなよ。まあ、そうやって意識していくしかないだろう。言うは易く、行うは難しってやつだな。はい、おたよりを採用された『カリスマ美容師』さんには、イマジナリーシャンプーハットをプレゼントするぜ。

村上 それは「『イマジナリーシャンプー』ハット」なのか? それとも、「『イマジナリー』シャンプーハット」なのか?

黒猫 わかりづらい質問だな。つまり、「想像上のシャンプー」を使うときのシャンプーハットなのか、想像上のシャンプーハットなのか、ということだよな? 答えは各自、想像してみてくれ。

次号予告! 最終回まであと2回だぜ

黒猫 じゃあ、今回はこのあたりで終わりにしようと思うが、そのまえに、とりあえず次回の告知を。

村上 次回は『キャンドル』発売直前スペシャルということで、『キャンドル』が生まれるに至った経緯や、また、『キャンドル』販売プロモーションの裏側、といいますか、村上があちこちどういったことで駆りだされているかをね、語っていけたらと思います。あと、ネタバレにならない範囲で、『螢一』と『翔真』への思い入れみたいなものを話そうかなあと……。

黒猫 発売前の作品のキャラをネタバレにならない範囲で語るって、なかなかアクロバティックな技術が必要だよな。

村上 このコラムを読むと、『キャンドル』のおもしろさが倍増! みたいなことを書けたらいいよね。理想を言うなら。

黒猫 まあ、がんばってくれよ。で、その次は最終回だよな?

村上 うん。そうですね。そこでは『あの子の秘密』発売1周年を記念して、『あの子たちの真実』という企画をやろうかと思っています。

黒猫 ほほう、『あの子たちの真実』か。

村上 もう、ネタバレしかないような内容になると思うので、何度も言いますが、未読の方はぜひ、これを機に『あの子の秘密』をお読みください。主人公のふたりや、あの子やあの子や、あの子に、それからあの子のお兄さんとかについても、語っていけたらなあ……と。

黒猫 さっき言っていた、『あの子の秘密』の続きについても触れられたりするのか?

村上 うーん、それはまあ……。

黒猫 まあ?

村上 『秘密』っていうやつですかね。

黒猫 うまく逃げやがったな。んじゃ、今週はここまで。それでは読者の諸君、3週間後にお会いできるのを楽しみにしているぜ。お相手は半野良イマジナリーキャット・黒猫と。

村上 ひよっこ児童書作家・村上雅郁でした。シーユーインアナザードリーム、ハバナイスリアリティ!

♪エンディングテーマ 『さよなら、うそつき』 作詞・作曲nubatama

Masafumi Murakami
1991年生まれ。鎌倉市に育つ。2011年より本格的に児童文学の創作を始める。第2回フレーベル館ものがたり新人賞大賞受賞作『あの子の秘密』 (「ハロー・マイ・フレンド」改題)にてデビュー。2020年、同作で第49回児童文芸新人賞を受賞。

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〈連載第2回〉ひよっこ児童書作家が卵から孵るまで!

〈連載第1回〉 フレーベル館 児童書公式noteの記事はこのおれ黒猫がジャックした! 楽しくいこうぜ村上!

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