人をダメにする〇〇
正直、部屋が許すなら、人をダメにするベッドを置きたいとすら思っていた。ベッドにベッドテーブルだけでもいい。しかしわたしは和室で敷布団生活、しかも狭いので諦めていたのが良かったと思う。現在のわたしの「人をダメにする」状態は、敷布団に背もたれ、背もたれのお尻部分に座布団、背中に枕で調節をし、ローテーブルを使ってベッドテーブル代わりにしている。ローテーブルにはノートパソコンとスマホと、飲み物。かなりのダメっぷりだとは思う。
これでいいのだろうか?と親友に電話で相談をしたら、いいのだという。
ちなみに、主婦業は頑張っている。前回の日記で書いたが、わたしは料理の才能が無さ過ぎて料理をしない。だから掃除や片づけ、洗濯など、一通りの家事をこなしている。それが終わると、部屋着でダメっぷりの状態になる。
精神疾患を持っている人は、ダメになるのが苦手だと思う。頑張らなきゃ、頑張らなきゃと思うのである。しかし最近わたしは本当に布団の上でパソコンで遊び、素晴らしいダメっぷりを披露している。
そもそも人間はダメになりたい生き物なのだと思う。だらだらしたいのである。やることはやっている、だからダメになって悪いことはない、という持論で今日もダメになっていた。
だけど、それで本当にいいのだろうかと思っている。わたしは中学生の母親だ。子どもに学校に行け、勉強をしろと色々口うるさい母親が、こんなていたらくでいいのだろうか。良くないと思った。
わたしの仕事は主婦業なので、主婦業をしっかりこなすのは当たり前として。それ以外の時間、本当にダメダメでいいのだろうかと。
主婦業を言い訳に、自分の将来のことなどを「できない」と決めつけていないだろうか。
将来のことといっても、それが仕事や資格とは限らない。自分の先が楽しくなるような、明るくなるような何かを真剣に考えて行動することが必要なんじゃないかなと。
そして、そういう親の背中を、娘は見ていて進路にも影響するのではないだろうか、と。
そんなことを一生懸命考えてしまったので、これからダメになるのは「たまに」にしようと思いました。
人をダメにする〇〇を買わないで良かった。
でも、大切なのはメリハリだから、部屋の一角くらいにダメになるものを配置するのはいいかもしれない。ベッドから出ないのは困るけど、オフと決めた日に完全にダメになるにはうってつけのアイテムかもしれない。