若い人にとってはラーメンかもね。高田馬場の。話題になったのはずいぶん前だけどまだ行ったことない。これを機会に食べに行ってみようかな。
昭和40年代生まれの男性にとっては本宮ひろ志ですよ、間違いなく。隠れて読んでは胸と股間を膨らませてた思い出はこの世代共通のものじゃないかな。当時どのくらい売れたんだろう。言うほどでもないのかな。
ひょんなことから、というかnote書いてたら思い出しちゃってkindleで検索したら第1巻は無料で読めちゃうことを知ってダウンロードして読んでみた。そしたらハマっちゃって。2巻以降もダウンロード。今4巻まで読んだところ。
いざ読み直してみるといわゆる濡れ場というかエロシーンは案外少なくて、しかもさっぱりしたもので、小学生だったころの自分が微笑ましく思い出される。
それよりもストーリーが単純明快で惹き込まれる。すべての男が夢見るであろう世界を体現する主人公。頭はいいしケンカも強い。国家予算なレベルの金持ち。何より男前。なのに人望もあって愛情に包まれて育ってきた。すごいね。
主人公の周囲にはいろんな人間が現れる。美しい人間と醜い人間。強い人間と弱い人間。良い人間と悪い人間。それらがそれぞれ自説を展開する。己の野望だったり社会に対する意見だったり。女性の地位向上に関するものが目立つのは時代のせいなのかな。ウーマンリブとかの頃だよね、たしか。
主人公をはじめとした登場人物のセリフは本宮ひろ志が書いてるんだろう。本宮ひろ志の考えを登場人物に語らせる。それを俺は見る。読む。響く。勧善懲悪的な構造がシンプルだけに物語に入り込みやすい。入り込んだらそれが主人公のセリフなのか俺自身が考えてることなのかよくわからなくなる。
任侠映画を観たあとはみんな肩を怒らせて歩いちゃう。観たものと自分との区別がつかない。溶け合っちゃう。これも知行合一か?
完結まで残り半分くらい。本宮ひろ志と一体になるつもりで没入しようと思う。