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映画「マラヴィータ」

アマゾン・プライムのおすすめに乗っかって。

観始めて、なんだこれもデ・ニーロ出るのかって思ったらトミー・リー・ジョーンズも出てきて、観終わったら監督がリュック・ベンソンだって知って。へーって感じ。製作総指揮マーチン・スコセッシ。なんだそれ。

何の期待もしてなかったのがよかったのかものすごく楽しめた。一気に引き込まれた。暴力シーンもままあるので痛いの苦手な人は気をつけてね。

まあハチャメチャなわけですよ、家族揃ってどいつもこいつも。ハチャメチャなんだけど荒唐無稽に思えないのはなぜなんだろう。いちいち説明が多いってことでもない、いやむしろ冒頭からしばらくは何の説明もなくどんどん映画が進んでいのになんで納得できちゃうんだろう。

自分の基準、自分のルールについてあらためて見つめ直すシーンが出てくる。正しいとか正しくないとかそういった一切は自分が決める。自分で決めた通りに生きるからにはあらゆるできごとをそのまま受け止めなくてはならない。誰のせいでもない、自分が招いた現実をそのまま受け止め引き受けた上で最善を尽くす。

中盤からラストにかけてのハラハラドキドキもいい感じ。間違いなく危機なのにハートウォーミング。それはファミリーのなせる技か。単純な家族礼賛ってのじゃないのもいい感じ。

多くの映画がそうだけど、2時間弱で観る者を感情移入させちゃうてすごいなと。今回も強く思った。

世界のゴキゲンが増えるといいなって考えたりしゃべったり書いたりしてます。ありがとうございます。