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耳を澄ませて・・・「投稿作品」

(雲の上のわたしから、木の下のあなたへ)


あら コーヒーの香り・・・

あなたの入れてくれたコーヒー

わたしがカットするとき

あなたの髪に残っていた香・・・

ちょっぴり長めで優しいカール

切りすぎないでね



サラサラと葉の揺れる音・・・

お気に入りの曲も聞こえる

やさしい音・・・

幹のなかを通って来たからかしら



こちらはね

朝日がのぼるとき

夕日がおちるとき

空一面が絵になるの

雲の額縁が姿をかえながら

ふんわりただよって


星がきらめくと

ギターのアルペジオのような

澄んだ音がコロコロリ ・・・

天の川の流れはフルフルリ・・・


あなたのスカーフ揺らしているような

風がふくと フルートの調べが

ふ~   ほ~ と優しく耳をくすぐる


またオムレツ作ってあげたい

卵3つの甘いふわとろ

お鬚についたパンくず

そっと取ってあげたい


もう それはできないけれど

わたしは泣いてなんかいない

笑っています


あなたがわたしのカップに

コーヒーをそそぐとき

コポコポ・・・

ほら 私の笑い声きこえるでしょう?


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EATALK MASK さんの企画、七田苗子さんの作品「拝啓」への
お返事です。企画と七田さんの手紙 ↓ ご覧ください。









あなたのそばに舞いおりて

お気に入りのオムレツ作ってあげたい

腕をくんでマロニエの並木を歩いてみたい





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