星屑ドライブ
ふっと目が覚めた。外にぼんやり光が見える。
窓を開けると家の前にバスが止まりドアが開いている。
「こんな夜中に?」
いぶかっている暇もなく僕の身体はバスのなかに、すいと吸い込まれた。
バスは満開の桜並木を走っている。よく見ると桜の花が星の形・・・
道はすーっと空につながっている。
花はいつのまにか本物の星に。天の川なのかな。
僕だって七夕のお話くらい知っている。
ふと見ると目の前に魚がはねている。その下には双子の男の子が僕にウインク。な、なんだ身体が人間で足が馬?髭の男が弓を射ろうとしている。その先には蠢く大きなサソリ!
左から大きなライオンが近づき、ガオっと吠えてバスに飛びついて来た。
いけない!噛まれる!
僕は両手で頭を抱え目をつぶった・・・
気が付くと、もう朝。
「早く起きなさい、幼稚園遅れるわよ」
母さんの声。
なんだ夢だったのか。
起き上がるとパジャマからはらり、何かが落ちた。
星の形をした花がひとつ。
ピカリ光りながら。
おわり(412文字)
たらはかにさんの企画に参加いたします。
たらはかにさんお手間をかけますがよろしくお願いいたします。
頭をひねった割に、無難なお話になってしまった。
やれやれ、どんどん😅
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